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師走句会
米沢俳句会
小春日や雪囲いなどせかさるる 石口達郎
選挙カー一段落し年送る 磯部知子
かさこそと落葉の径の温みかな 伊藤 勉
詩は裸身言の葉深き冬の山 小川孝子
初雪や巡回の猫跡をつけ 神原省治
恙なく八十路迎えし菊膾(なます) 木村正子
木枯のあと光陰の加速せり 佐々木昭
下駄箱の奥に一足一葉忌 佐々木泰子
目の覚めて障子の外の雪景色 佐々木清子
来し方を語ることなき師走かな 佐藤和雄
年の暮文殊様にも絵馬かけて 佐藤君子
あれこれと薬を友に年送る 高橋寿子
クリスマスどこの誰からプレゼント 田中寛子
雪まじり一雨毎に年詰まる 足澤 聡
白菜を漬けて一と日の終りけり 永井しげ子
マジックで絆強むる年忘れ 原田芦雪
冬枯れの村を一望峠道 渡部美知子
(2016年1月2日 11:40配信)