newtitle

画像04が表示されない
竹田 歴史講座

▲トップページへ戻る

東北中央道(福島〜米沢間)開通後、交通量55%増


e13 国土交通省福島河川国道事務所、山形河川国道事務所は、1月30日、東北中央自動車道福島大笹生IC〜米沢北ICの開通後1ケ月の交通状況、及び整備効果に関して発表しました。
 それによれば、東北中央道の今回開通区間の交通量(全日)は、米沢中央IC~米沢北IC間が6,600台/日、米沢八幡原IC〜米沢中央ICが7,900台/日、福島大笹生IC〜米沢八幡原IC(県境部)が10,100台/日となっています。
 開通した区間の隣接区間では、米沢北IC〜南陽高畠IC間が約1.6倍(約2,100台/日増)、福島JCT〜福島大笹生IC間が約4.1倍(約4,000台/日増)に増加しました。
 福島・山形県境では、国道13号線と開通した東北中央道(福島大笹生IC〜米沢八幡原IC区間)を合わせた交通量は、開通前の8,000台/日(国道13号線)から開通後の12,400台/日(東北中央道10,100台/日、国道13号2,300台/日)となり、55%増加(約4,400台/日増)しました。
 また東北中央道(山形中央IC〜山形JCT)は、4%増加(4900台/日→5100台/日増)、国道13号(山形南)が5%増加(25,800台/日→27,000台/日増)しました。
 一方、山形道では、笹谷IC〜関沢IC(県境部)が5%減(20,500台/日→19,400台/日)、東北道・国道4号が3%減少(45,100台/日→43,900台/日減)しました。

 また整備効果として、山形県置賜地域では観光入込客数が最大で1.4倍、福島市内では山形方面からの来訪者割合が最大で約3.3倍にそれぞれ増加し、両事務所では「県を跨ぐ広域な観光交流が促進された」としています。
e13-2 よねおりかんこうセンター(高畠町)では、開通前の26,400人/月から開通後に33,300人/月に約1.3倍増、上杉城史苑(米沢市)は43,000人/月から58,400人/月に約1.4倍増、小野川温泉(米沢市)は、8,000人/月から9,300人/月に約1.2倍にそれぞれ増加しました。
 上杉城史苑で行ったヒアリング調査では、開通後の売り上げは増加傾向で、福島ナンバーの車が多く見受けられ、東北中央道の勾配やカーブが緩やかで運転しやすくなっ、上杉雪灯篭まつりや米沢上杉まつりなどにも訪れたいという声が聞かれるとの事から、更なる観光客の増加を期待したいとしています。
 一方、福島県側でも山形方面からの来訪者割合が約3.3倍に増加している数字が発表されました。飯坂温泉では、開通前の4,900人(平成28年11月)から9,700人(平成29年11月)と、約2倍に増加したほか、東北唯一のJRA競馬場である福島競馬場では、山形方面からの来場者が1,000人(平成28年11月)から3,300人(平成29年11月)と約3.3倍に増加しました。

(2018年2月1日17:20配信、2月9日16:45最新版)