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米沢市は、平成30年2月13日に開催された民生常任委員会協議会、及び2月16日の市政協議会において、米沢市立病院の建替え場所についての検討結果を報告しました。(写真右=現在の米沢市立病院)
建設検討地の前提条件は、現駐車場台数以上の確保 695台(一般570台、障がい者等17台、職員108台)、現敷地面積 約4万㎡(敷地3万6千㎡、河川敷駐車場4千㎡)として、(1)現地 北側(現北病棟・職員駐車場等)(2)用途地域に隣接する農地(農業振興地域の農用地、サッカー場北側)(3)南米沢駅周辺(開発公社所有地・農地・宅地等)の3箇所で比較しました。
その結果、「現地建替え案を前提として建替計画を進めていく」とし、その理由として
第一に、用地購入費や関連事業費の抑制が図られるとしています。関連事業費には雨水処理の工事費、アクセス道路等の工事費がありますが、それがかからない、又は少額で済む見込です。
第二に、市民の理解が得られやすいことをあげています。現地で50年以上の長きにわたり医療を提供していることや、公共交通網やアクセス道路などが既に整っていることによるものです。
さらに、現地以外では、広大な用地の買収交渉、都市計画道路や農地関係の許認可、遺跡発掘等で遅延のリスクが想定されるとしています。
ただし、現地建替えでも①工事用・駐車用スペースの確保②開院後、既存施設撤去から外構整備までの来院患者の誘導を主な課題としてあげています。
新病院開院準備スケジュール(案)は、①基本計画(平成30年4月〜同31年3月)②設計業者選定(平成31年4〜5月)③基本設計(平成31年6月〜同32年2月)と実施設計(同32年3月〜9月)④施工業者の選定(同32年10月〜12月)⑤西管理棟機能移転、西管理棟、北病棟撤去、設備切り回し、重油タンク埋設(同33年1月〜7月)⑥新病院建設(同33年8月〜同35年3月)⑦引っ越し(同35年4月〜6月)⑧新病院開院(同35年7月)⑨既存病院撤去、外構整備(同35年7月〜同36年4月)となっています。
(2018年2月20日11:30配信)