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一般社団法人支倉常長日西文化協会(九里廣志理事長、米沢市)は、日本・スペイン外交関係樹立150周年を記念して、今年6月22日〜28日まで「2018年訪西文化使節団」事業を実施しました。
8月28日、九里学園高校で今回の文化使節団の日程や、現地での交流の成果や9月に開催する帰国報告会などの中身について報道関係者向けに活動報告を行いました。(写真右)
はじめに、九里廣志理事長が挨拶し、「ワークショップや、交流のステージなど、いろいろな意味で交流ができました。現地の方々にも日本に来ていただきたいと思います。地元(米沢)の方に成果を伝えるのが私たちの仕事です」と述べました。
今回の使節団には、米沢市の22名を始め、山形県内や現地合流した人など総勢65名が参加しました。
使節団は、6月22日、成田空港を出発し、23日、スペインのコリア・デル・リオ市で行われた祝・150周年記念パレードに日本のキモノ姿で参加して市庁舎までパレードし、支倉常長銅像前で行われたセレモニーに出席しました。その際に、米沢市から参加した米沢藩古式砲術保存会が火縄銃の発砲演武を行ったほか、JR東日本のよさこい隊6名が市庁舎前で踊りを披露しました。(支倉常長の銅像の前で)
同夜、文化センターでは、記念ワークショップを開催し、和菓子作りのパフォーマンスや愛の兜作りなどを行い、人気を博しました。(写真下=愛の兜作り)
また400年前に支倉常長一行がスペイン滞在中、現地の女性との間にできた子供の末裔(ハポン)との交流夕食パーティーが行われました。現在、スペイン全土で約3万人のハポンがいるとされ、コリア・デル・リオ市にも650名が住んでいます。名前にハポンとつくことで、日本のサムライの子孫という誇りを持っているそうです。
6月24日は、世界遺産のセビリア大聖堂を見学、25日〜26日にはマドリードで世界遺産古都トレドの観光と祝・150周年記念公演のTEN-CHI-JIN演奏を見たり、持参した着物でショーを行いました。27日に帰国の途につき、28日朝成田空港に到着しました。
旅程や交流の中身を説明した福崎真知子副理事長は、コリア・デル・リオ市長が使節団に対して、「私たちは家族だと思っている」と述べたことに、「とてもあたたかいメッセージを頂きました」と感激した様子で感想を述べました。(写真下=和菓子作りのパフォーマンス)
支倉常長日西文化協会は、2018年訪西文化使節団の報告会と祝賀レセプションパーティーを9月15日(土)12:30から、米沢市金池のローズガーデンで開催します。映像写真による報告及び支倉常長家第14代当主支倉正隆氏、九里廣志理事長、訪西団メンバーが出演してトークショー"KI・ZU・NA"を開催します。会費1万円で、歴史やスペイン文化に興味のある方など誰でも参加可能とのことです。
またイオン米沢店に置いて、9月15日(土)〜17日(月)までの間、"スペインフェア"を開催します。15日は、スペイン大使、支倉常長家第14代当主らが出席してテープカットを行い、16日(日)は、「2018年訪西文化使節団トークショー」と題して、支倉常長家第14代当主らが出演します。
15日〜17日の期間、映像により訪西文化使節団が行った交流事業の内容を紹介するほか、支倉常長や支倉常長日西文化協会、スペイン国王に謁見した際のパネル展や、訪西文化使節団の活動実績を紹介する写真展をイオン米沢店に置いて同時開催します。
問い合わせは、一般社団法人支倉常長日西文化協会
電話0238−28−4649 福崎さんまで。
(2018年8月28日21:05配信)