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第35回米沢牛枝肉共励会が4月4日、米沢市食肉市場(米沢市万世町)で開かれました。セリ市場に先立って開会セレモニーが行われ、木村敏和JA山形おきたま農協会長らの来賓挨拶に続いて、参加者は威勢の良い手締めでセリ市場を開始しました。(左写真=セリ市場の資料写真)
この日のセリ市場には25社が購買に参加し(前年同時期27社)、上場頭数は75頭(同75頭)でした。1頭あたりの平均単価は、138万9,118円(税抜き)で、前年同時期の139万9,888円(税抜き)を若干下回り、販売総額も1億418万3,849円(税抜き)と昨年度の1億499万1,613円(税抜き)を若干下回りましたが、これは今回が5等級57%、4等級36%と5等級の比率が若干低かったことが理由です。
最優秀賞の(株)米澤佐藤畜産は、前年12月に開催された共進会のチャンピオン賞に続いての受賞で、連続受賞は過去3例しかなく、肥育技術の賜物で素晴らしい実績と市場関係者の評価です。
これから大型連休や東北中央道の開通など、観光需要を喚起する要素も見られ、需要の増大が期待されています。
各等級別では、kgあたりで、Aー5は3,572円(同3,405円)、Aー4は2,955円(同3,069円)、Aー3は2,458円(同2,236円)でした。
最優秀賞の(株)米澤佐藤畜産の生産した黒毛和種(雌、421kg、A-5、BMS:12)は、同社が1kgあたり13,015円、計547万9,315円(税抜き)で落札しました。
会場には、登起波牛肉店社長尾﨑仁さんの息子さんである星耶(せいや)さん(北部小6年)、咲耶(さくや)さん(同4年生)が母親の美聡(みさと)さんと一緒にせり市場を見学しました。これは夏休みの自由研究のために訪れたもので、星耶(せいや)さんは、「初めて来ました。(枝肉は)結構大きい」と話していました。(右写真=セリ市場を見学する尾﨑仁さんのご家族)
(2019年4月5日9:50配信)