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竹田 歴史講座

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烏帽子山八幡宮、桜開花の中で300㎏注連縄掛け替え


eboshi19-1 南陽市にある烏帽子山八幡宮(新山宏三宮司)で、4月18日、建立以来117年を迎えた大鳥居で注連縄の掛け替えが行われた。重さが約300kgある注連縄は、注連縄保存会会員が冬期間に作ったもので、縄の中に番線を入れ強度を保っている。(写真右=下された古い注連縄)
 新しい注連縄は赤湯小学校6年生児童80名の鼓笛隊が先導して、午後1時に赤湯北町を出発し、清水町、本町、表町などを回り、会員が注連縄を担いで八幡宮へ通じる急な石階段を登り、掛け替えする大鳥居に到着した。
eboshi-2 はじめに注連縄掛け替えの安全を祈る神事が行われた後、法被を着た注連縄保存会会員2人が梯子を掛けて大鳥居に登り、2台の滑車を使って古い注連縄を降ろし、次に新しい注連縄を引き上げて左右で固定した。掛け替えは1時間弱で終了し、掛け替えが終わると、その場にいた人たちから拍手が舞起こった。(写真左=掛け替えられた注連縄)
 大鳥居は、明治36年(1903)に建立され、高さが10・75㍍、笠石の長さが12・7㍍あり、石造り継目無しでは日本一の大きさを誇る。新しい注連縄はこれから1年間、雨や風雪に耐えて、大鳥居をくぐる人たちを迎える。
eboshi-3 会場では、桜の花が開花中で、石段には赤湯小学校児童が座り、高所で行われる掛け替えを観光客らは固唾を飲んで見守った。(写真右=掛け替えを見学する赤湯小学校児童たち)

(2019年4月19日15:45配信)