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農水省より食育活動表彰 NPO法人食育ママ(米沢市)


shokuikumama-1 平成28年にスタートした第3次食育推進基本計画に基づいて、農林水産省が主催する「食育活動表彰」で、米沢市の特定非営利活動法人食育ママ(加藤弥栄子理事長)が、6月29日、山梨県甲府市で開催された「第14回食育推進全国大会 in やまなし」において、第3回食育活動表彰のボランティア部門で「農林水産省消費・安全局長賞」を受賞しました。
(写真左=加藤弥栄子理事長)

 この食育活動表彰は、「若い世代を中心とした食育の推進」、「多様な暮らしに対応した食育の推進」、「健康寿命の延伸につながる食育の推進」、「食の循環や環境を意識した食育の推進」、「食文化の継承に向けた食育の推進」、「その他の食育の推進」を表彰対象としています。また部門では、都道府県、政令指定都市、大学などからの推薦による「ボランティア部門」と、自薦応募も可能な「教育関係者・事業者部門」の2部門に分かれています。
shokuikumama-2 今回の表彰には全国から189件の事例が寄せられ、特に優れた取り組みを行っている7件が農林水産大臣賞、優れた取り組みを行っている14件が消費・安全局長賞に選ばれました。
(写真右=第14回食育推進全国大会 in やまなしで、表彰を受ける加藤弥栄子理事長)

 審査委員は、中嶋康博審査委員長(東京大学大学院 農学生命科学研究所教授)を始め、大学、マスコミ、食育関連団体から計6人が当たりました。審査は対象の活動が第3次食育推進基本計画の5つの重点課題に効果的な解決につながるかなど、先進性、継続性、有効性、波及性、実践性の5つの観点から評価されました。
 今回、「農林水産省消費・安全局長賞」を受賞した特定非営利活動法人食育ママは、理事長の加藤弥栄子さんが、子どもたちに食育の大切さを伝えたいと、平成14年、保育園を退職し個人で活動を始めたのがきっかけで、多くの支援者らの協力を得て、平成20年10月には特定非営利活動法人食育ママを設立、現在に至っています。その活動の柱となっているのが、子どもたちだけで料理に挑戦する食体験教室「キッズキッチン」です。

shokuikumama-3「キッズキッチン」は、年中児から小学生を対象として、1教室20名定員で開催しています。始めに講師がデモンストレーションを行い、子どもたちは器具の使い方や料理ができるまでを学びます。その後、米とぎから出汁取り、野菜切り、盛り付けまで1食分を子どもだけで作りますが、その中で子ども自身が多くの気づきや発見をし、「難しいこともできた」という達成感を味わい、社会で生きていくための力を育んでいます。
(写真左=キッズキッチンの様子)
   
 伝統食材、郷土料理、防災食なども取り込み、食を通して郷土や地域を学んでいます。「キッズキッチン」には、各地域の協力スタッフ(管理栄養士・調理師・保育士・主婦)、地域大学の学生スタッフや参加児童の保護者が補助スタッフとして協力しています。
 加藤理事長らの取り組みで優れた点は、「キッズキッチン」の開催後2週間経ってアンケートを実施し、家庭で子どもがどう変わったかの効果を確認するとともに、その後の活動に生かしていることです。現在、高校生になった元「キッズキッチン」参加者は、「お腹が減ったら、自分でメニューを考えて作ります。」、「学んだことがコミュニケーション力となり授業で役に立っている。」など、その後の人生に影響を与えていることが報告されています。
 10年間にわたって米沢市、山形市で開催してきた「キッズキッチン」には、これまで延べ1500人が参加しました。これから、社会人になっていく元「キッズキッチン」参加者の将来が楽しみである。

※加藤弥栄子(かとうやえこ)
 昭和38年生まれ。九里学園高等学校、羽陽学園短期大学卒業。
 社会福祉法人山上保育園勤務を経て、平成19年1月、サポートサービス食育ママ
 設立。平成20年10月、特定非営利活動法人食育ママ理事長。

 日本食育協会認定 上級食育指導士・食育講師
 キッズキッチン協会認定インストラクター
 日本成人病予防協会認定 健康管理士一般指導員
 東北農政局 食育ネットとうほく会員

 問い合わせ 〒992-1125 米沢市万世町片子5740
       特定非営利活動法人食育ママ 
       TEL/FAX 0238(22)3616
       URL http://yonezawanet.jp/shokumama  又は、食育ママで検索
       E-mail yaeko.shokmama06@sepia.plala.or.jp