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竹田 歴史講座

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小川宏写真展「四季折々」、9月14日迄道の駅たかはた

 

ogawa-1 高畠町根岸在住の写真家、小川宏氏の写真展が9月1日(火)から14日(月)まで、道の駅たかはたで開催されている。
 今年は新型コロナウイルス感染症のため、写真撮影が大きな制約を受けたため、これまでに撮りためてきた作品の中から同氏のお気に入り20点を展示した。
 中でも圧巻なのが、平成26年9月、米沢市を訪問したキャロライン・ケネディー駐日米国全権大使夫妻を撮影した一枚。伝国の杜ピロティーで大勢の市民がケネディー大使を撮影しようと陣取っている中で、小川氏が撮影した一枚はケネディー大使が小川氏のカメラへ目線を向け、挨拶をしているように見える。どうして、このような一枚が撮影できたのか。
ogawa-3 小川氏はその時の様子を、「私の目の前5〜6メートルをキャロラインさんが通りすぎようとした時に、私は『キャロライン・ケネディー、アイ・ラブ・ユー』って言ったのです。そうしたら、こちらを振り向いて手を挙げてくれたのです。」と興奮気味に語る。もし、『キャロライン・ケネディー、アイ・ラブ・ユー』と言わなかったら、手を下げて歩いている写真になっていたはずだという。本当に偶然の産物だった。きっと、小川氏の気持ちがケネディー大使に通じたのだろう。その後、この写真は商工会やマスコミ各社から提供して欲しいと申し込まれたという。
ogawa-3 その他の写真では、小川氏のお孫さんが中をえぐったスイカを見る目がとても優しく、愛らしい。来年、小学校に入学するという。新型コロナが流行する少し前に、家に遊びに来た際に、このお孫さんが仏壇でお焼香する姿を捉えた写真には、「コロナさん早く消えてください」とタイトルをつけたところ、ビッタリだった。
 小川氏が35、6歳の時、会社の旅行で秋田県のある旅館に宿泊した。余興で仮装大会を行い、小川さんは化粧し、袴をはき、大根を持って志村けんさんに扮して出演した。皆の大喝采を博した。その写真は、新型コロナで亡くなった志村けんさんの追悼を込めた写真として今回出展した。
 展示された20枚の写真は、小川宏さんの優しい心が溢れた写真ばかりである。