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竹田 歴史講座

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シェルターなんようホールで「やまがた百名山写真展」


100fm-1 昨年3月の山形県庁ジョンダナホールを皮切りに、山形県内各地で開催されている「やまがた百名山写真展」が1月7日(火)から1月24日(金)まで、南陽市の「シェルターなんようホール」で開催中である。置賜では、昨年7月のナセBA(よねざわ市民ギャラリー)以来の開催で、同写真展は2月15日から2月28日までの酒田市美術館展で終了する。
 「やまがた百名山」は、平成28年から8月11日を「山の日」として祝日に制定されたことを契機に、地域の宝である山に光を当て、健康増進とともに山の魅力を認識し愛着を高め、その魅力を発信し山岳観光の振興につなげることを目的に、平成28年度に選定された。募集にあたっては、「地元の人々をはじめ、多くの人々が訪れる山」、「地元の生活に密着して大切にされてきた山」、「素晴らしい眺望など、他の人々に紹介したい魅力がある山」を基準に、延べ応募山数2774件から、県内の山岳・観光関係者で構成する「やまがた百名山選定委員会」において、利用状況や地域との関わり、山の魅力等を総合的に勘案し選定された。日本百名山には、やまがた百名山から六座を数えている。

100fm-2 同写真展は、入賞作品を中心とした色鮮やかな写真が展示した。最優秀賞には、奥山忠男さん(東根市)の『御来光を仰ぐ』の作品が選ばれた。この作品は平成28年7月に小朝日岳で撮影したもので、山頂に到着した時にご来光に出会った奥山さんは、「ふとみると、姫小百合の花もご来光を仰ぎみているように見え、その可憐な姿に感動した」と述べている。

(写真上=最優秀賞に輝いた奥山忠男さんの作品(左))

 奥山さんの作品は、はるか水平線上に橙色の空が広がり、その中に小さな太陽が見え、手前にはピンク色のヒメサユリが堂々と花々を咲かせている。朝の冷気を感じさせる清々しさと、山頂から見た雄大な景色の中でヒメサユリが咲く姿がとても見事な調和を見せている。
100fm-2 会場には、最優秀賞1点、優秀賞3点、入選6点の計10点は大版プリントで、そのほかの入選の作品は、小型版で27点が展示されている。(小型版には最優秀賞、優秀賞、入選作品も含む)
 またチングルマ、ハクサンイチゲ、ニッコウキスゲ、キンコウカなどの花々が、やまがた百名山の景色に一層の彩りを添えている。会場には、山形県、山形県自然公園等保全整備促進協議会が発行した「やまがた百名山探訪マップ」が無料配布されている。登山や行楽等に役立つ優れものであるので手元に一部あると便利である。

(2020年1月18日17:15配信)