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1月21日に開かれた米沢市議会民生常任委員会協議会で、米沢市環境部市民課は、3月1日(日)から、コンビニ交付サービスを始めると発表しました。
コンビニ交付サービスは、マイナンバーカードを利用して住民票や印鑑登録の証明書などをコンビニ等のキオスク端末(マルチコピー機)から取得できるサービスで、市役所窓口に行かずに済むことや、毎日朝6時30分から23時まで(但し、12月29日から1月3日のサービスは停止)利用でき、仕事帰りや休日でも証明書が取得できるため、全国的にサービスが広がっています。コンビニ等で取得できる証明書と手数料は、
①住民票の写し(400円)本人及び同一世帯員の住民票
②印鑑登録証明書(400円)印鑑登録している本人の証明書
③所得額・課税額証明書(400円)本人の証明書(最新年度のみ)
※申告状況などにより発行できない場合があり。
④戸籍全部事項証明書・個人事項証明書(450円)現在の戸籍(米沢市に本籍がある人)
⑤戸籍の附票の写し(400円)現在の附票(米沢市に本籍がある人)
このうち、米沢市外に住民登録していて、米沢市に本籍がある人は、事前に「本籍地サービス」の利用登録申請をすることで、戸籍全部事項証明書・個人事項証明書、戸籍の附票の写しが取得できるようになります。本籍地が米沢市以外にある人は、本籍地の市町村に問い合わせしてください。
コンビニ交付サービスを利用するには、「利用者証明用電子証明書」という機能が搭載されたマイナンバーカードが必要です。マイナンバーカード申請時にこの「利用者証明用電子証明書」を不要とした場合は、後から搭載することが可能です。実際にこのサービスを利用するには、マイナンバーカードと交付手数料を持参し、マイナンバーカードを受け取った際に設定した暗証番号(数字4桁)を入力します。サービスが受けられるのは、全国のコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど)、イオンリテールなどのキオスク端末(マルチコピー機)が設置されている店舗です。また米沢市役所の窓口でも「らくらく証明サービス」として、マイナンバーカードを利用した申請用端末(2台)を設置します。
証明書発行に要する時間は、市役所窓口の場合は平均10〜20分、「らくらく証明サービス」の場合は、平均5〜10分と半減する見通しです。また申請書の記入が不要となり、利便性の向上が見込めます。コンビニ交付サービスの交付手数料は、市役所での窓口申請の時と同一金額です。
昨年12月末現在、米沢市民のマイナンバーの普及率は10.81%ですが、コンビニ交付サービスの開始や、政府が今年9月から来年3月まで、キャッシュレスとマイナンバーを組み合わせたマイナポイント制度(キャッシュレスでチャージまたは買い物をすると、マイナポイント25%(上限5,000円分)がもらえる)の導入なども検討しており、マイナンバーカードの取得に一層の弾みがつくものと期待されます。マイナンバーカードは、米沢市役所で本人確認のための運転免許証などを持参して申請できます。(初回申請は無料、再発行は有料)
山形県内のコンビニ交付サービスの導入実績としては、平成29年度に酒田市、山形市、鶴岡市、平成30年度に長井市、天童市、平成31年度に東根市(2月開始予定)に続き米沢市は7番目となります。
米沢市は3月1日(日)、開始式を行う予定です。
(2020年1月23日16:20配信)