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南陽市は、3月19日、「記録的な暖冬・少雪」、「新型コロナウイルス」の影響に伴う南陽市緊急経済対策事業として、市民が地元飲食店を食べて支える「#外(そと)メシなんようプロジェクト」を発表し、市職員の利用を呼びかけました。
3月25日、令和元年度補正予算(3月25日付け専決処分)の中で、南陽市緊急経済対策事業「第2弾」を実施すると発表しました。
予算総額は1,050万円で、売上高などの実情を分析し、市長の専決処分での素早い取り組みと、温泉街を抱える南陽市の特徴やニーズを捉えた事業内容となっています。
赤湯温泉旅館の3月売上は、全体で前年の4割減と推測しており、今後3か月の見通しでも、新規の予約が入らないなど大変厳しい状況にあり、又飲食店は前年の5割減、タクシー・運転代行業は前年の4割減と推測しています。
南陽市では、感染対策に万全を期しながら、感染が確認されていない状況を踏まえ、比較的感染リスクが少ない市内で経済を循環させるべく、国の追加経済対策事業が実施される前(4月)に、特に自粛等で影響を受けている旅館、飲食店、タクシー・運転代行業を支援していくものです。
第2弾で実施する事業としては、次の4つがあります。
【支援事業1】市内旅館応援事業「#泊まっぺなんよう」
家族や小グループの旅館の利用を促すもので、南陽市内の宿泊施設利用者への宿泊助成を行います。※プラン条件は、1泊2食付き。食事は、個室又は仕切り対応。家族・グループ以外の接触を控える。
南陽市民又は南陽市民を含む小グループで、1名につきプラン料金の1/2を助成(上限5,000円)します。(南陽市民:南陽市に在住者又は、南陽市に通勤している人)
対象施設は、赤湯温泉旅館組合14軒、いとや旅館、長者屋敷、なんようグリーンヒルで、期間は4月1日〜30日まで。
予算額は250万円(助成金@5,000円×500人)、印刷費50万円。
【支援事業2】タクシ一等利用応援事業「#飲んで帰っぺなんよう」
市内飲食店の利用者に対し、タクシー又は運転代行の料金助成をすることで、店舗での飲食機会とタクシ一等の利用機会を促すものです。対象者がタクシーや運転代行を利用する際に、料金の一部として1台あたリ上限1,000円の助成を行います。
対象業者は、南陽市ハイヤー業者会、運転代行業者(南陽市内に事業所を持ち、南陽市商工会に加入している者です。又、対象者は赤湯温泉料理飲食店組合加盟店、山形県喫茶飲食生活衛生同業組合南陽支部又は南陽市商工会加入の店舗を利用した人。実施期間は、4月1日〜30日まで。(利用時間は午後8時〜午前2時)
予算額は内訳600万円(助成金@1,000円×200件/日×30日)
【支援事業3】「赤湯温泉桜まつり支援事業」
赤湯温泉桜まつリにおける受入態勢整備のため、市がライトアップ経費等の補助を行うもので、予算額は150万円。
【支援事業4】「新型コロナウイルス対策万全PR事業」
各店舗が「安全安心」の環境づくリに取り組むとともに、取組のPRを行うことで利用促進を促すもので、①市内宿泊施設・飲食店への統一マニュアルの作成と配布(ダウンロード)、②広報事業(取組内容のPR…チラシ印刷、公式ホームページ、Facebook 、LINE)を行います。
なお上記支援事業1から3の実施は、対象施設及び対象業者が、本事業における「安全安心」の環境づくりを行うことを前提として実施するものです。
(2020年3月25日18:30配信、3月26日9:20最新版)