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竹田 歴史講座

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浸水想定区域、防災情報等を網羅「米沢市防災マップ」


bousai-1 米沢市内では、国管理の最上川、県管理の最上川(松川)、羽黒川、堀立川、天王川、鬼面川(おものがわ)、誕生川が流れており、米沢市は平成17年度に、最上川(松川)、羽黒川、鬼面川、平成21年度に堀立川、羽黒川(上流)、平成22年度に誕生川について、10年〜100年に1回程度の降雨量によるハザードマップを作成した。その後、平成27年に水防法が改正され、国や都道府県は河川で想定し得る最大規模の降雨に対応した浸水想定の公表を行い、これを受けて市町村は浸水想定区域、避難方法等を住民等に周知するハザードマップの作成が必要となった。
(写真右=米沢市防災マップについて説明する中川勝市長)

bousai-2 3月24日、米沢市は住民が災害から身を守るための「米沢市防災マップ」を作成したと発表した。中川勝市長は、米沢市が自主防災組織の設立が県内でワースト3の一つとなっていることから、「少しでも(市民の)防災意識を高めてもらうことが防災マップの大きな使命。自分の住む地域がどのような状況になっているか理解してほしい」と述べた。
 同マップには、千年に一度の降雨による浸水想定区域、浸水深のほか、土砂災害警戒区域、指定避難所・指定避難場所・福祉避難所、要配慮者利用施設一覧、水門・水位計の設置場所、同報系防災無線スピーカーの場所などが同一地図上に加え、米沢市内全域を22分割している。

bousai-3 また吾妻山の噴火レベル、そのほか行政関係機関、ライフライン連絡先、防災情報が記載されている。市長による住民への避難勧告等の適切な発令や住民等の主体的な避難の取り組みが進むことが期待されている。
 サイズはA4(見開きA3)で、「情報学習編」と「地図面」からなる全58ページから構成されている。制作(著作)は株式会社ゼンリン山形営業所。印刷部数は38,000部で作成費用は725万円余り、平成30年度社会資本整備総合交付金を活用した。4月1日に米沢市内の全戸に配布する。

(2020年3月29日17:00配信)