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南陽市の白岩孝夫市長は、4月7日午後6時から南陽市役所において「新型コロナウイルス感染症」に係る今後の対応に関して記者会見を行った。
国の「緊急事態宣言」の趣旨を踏まえ、「南陽市新型コロナウイルス感染症対策本部」で対応を決定した。
対応の方向性としては、爆発的患者急増(オーバーショート)を回避するため、これまでの方針を継続・強化しながら、社会・経済機能への影響を最小限にできるように努力するというもので、具体的対応としては、
1)感染拡大防止に向けた市民への広報周知。
①手洗い、うがい、外出時のマスク着用など、感染予防対策を徹底。
②「換気の悪い密閉空間」、「多くの人が密集」、「近距離での会話や発声」という「3つの密」を避ける取り組みの徹底。
③ゴールデンウイーク明けまで、不要不急の外出や県外との往来は控えていただくように要請。
④県外からの参加が見込まれる集まり(法要等)への県外の方の参加を当面の間見合わせていただくように要請。また同様の集まりで県外に出かけることも控えていただくよう要請。
2)小中学校休校措置の再延長
小中学校の休校措置(〜4月14日)を再延長することとし、具体的期間については教育委員会の検討結果に基づき、4月10日の対策本部会議で判断する。
3)公共施設等休館措置について
小中学校と保育施設を除く市内の主な公共施設の使用休止の期間を、現在の4月14日(火)までから、5月6日(水)まで再延長する。
4)新型コロナウイルス感染症対策に係る人権への配慮について
県内でコロナウイルス感染症に関し、インターネットやSNS等への誹謗中傷や心ない書き込みによる不当な差別、偏見、いじめが起こらないように注意する。
の4項目を実施する。
また白岩孝夫市長は、市民へのメッセージとして、
4月7日、南陽市在住の20代男性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたとして、「南陽市は、総理が改正特措法に基づき発出する緊急事態宣言を支持し、その趣旨に沿って感染拡大防止に努めること」や、「感染拡大を防止するため、5月のゴールデンウイーク終了までは、不要不急の外出や県外との往来は控え、集会等の開催を自粛いただき、特に県外からの参加が見込まれる集まり(法要など)には、当面の間、県外の方の参加を見合わせていただくなど、ご配慮を頂きますようお願いいたします。」と述べ、首都圏など感染者が多く確認されている地域からの帰省者がいる場合には、14日間ほどの自宅待機のご協力を要請した。
最後に、「今まさに一人ひとりが感染防止の当事者です。大切なことは、私たち一人ひとりができる努力を積み重ねていくことです。一日でも早い終息を勝ち取ってまいりましょう。」と呼びかけた。
(2020年4月8日16:30配信)