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山形県内での感染者の報告が相次ぐ中、収束にはかなりの時間を要すると考えられ、世界大恐慌以来の甚大な経済的被害が懸念されている。一般社団法人飯豊町観光協会は、4月15日、町商工会合同で飯豊町に対して要望書を提出すると発表した。
(写真右=アンケート用紙)
観光協会としてできることは何かを考えた時に、商売をしている人の儲けにつながるシステムを構築することが最大の使命であるとして、まずは会員の店舗の状況を把握、それを関連する省庁に伝えることだ判断し、会員事業所にアンケートを求めることにした。
アンケートは、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する調査について(依頼)」と題して、一般社団法人飯豊町観光協会 髙橋眞代表理事及び飯豊町商工会 草刈一郎会長名で、4月7日に62か所の会員事業所等に送付した。
内容は回答者の年代、事業所名・施設名(匿名可)、新型コロナウイルス感染症拡大による影響について、国・県・町を含めた行政に求めることの4点。回答は、ファックス及びEメールで受け付けし、4月15日現在、約50%の回答が寄せられた。
同観光協会の二瓶裕基事務局長によれば、ファックスを流してからすぐに多くの返送があり、町内事業所の経営環境が「とても厳しいことの裏返しという印象を受けた」と述べている。
要望書は4月17日(金)午前8時40分から、後藤幸平飯豊町長に提出するほか、同日午前9時からは、飯豊町議会議長、産業厚生常任委員長に提出する予定。
(2020年4月15日15:00配信)