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白鷹町、令和3年度一般会計当初予算案前期比+10.4%


 

satou 白鷹町は、2月15日、令和3年度一般会計当初予算案の概要に関する記者会見を開きました。(写真右=予算概要を説明する佐藤誠七町長)

 佐藤誠七町長は、「令和2年度に予定していた行事、イベントが新型コロナ対策により中止となり、地域の座談会、地区長との懇談会ができなかった。地域の声が町づくりの一番の条件だが残念だった。」とし、「新年度はコロナ感染症対策の収束を期待しながら色々な事業を展開していきたい」と述べ、コロナ克服を第一に、昨年7月の豪雨災害からの復旧を第二として、予算編成を行ったことを明らかにしました。
 令和3年度当初予算(案)の主要施策としては、「人づくり」、「産業・経済」、「地域力」、「定住化」、「コンパクト+ネットワーク」、「新型コロナウイルス感染症対策【新たな日常】の実現、「国土強靭化に向けた対応」の6つの柱を掲げました。
 令和3年度一般会計当初予算は83億70百万円で、前年度比+7億90百万円、率にして+10.4%となります。白鷹町の一般会計予算規模は、令和3年当初予算83億70百万円に、昨年7月の災害対応分の明許繰越(次年度で事業支出)予算約10億60百円を加えると、94億30百万円規模になります。

machiyakuba 一般会計当初予算の歳入は、町税が新型コロナ、及び固定資産税の減少により前年度△8,706万円(△7.4%)の10億9,037万円、地方交付税は、前年度+1億30百万円(+3.8%)の35億25百万円を見込み、繰越金は3億円(+20%)、地方債は、前年比+3億303万円(+61.8%)の7億9,390万円を計上しました。(写真左=白鷹町役場)
 主な事業として、「人づくり」では、蚕桑小学校プール改修事業3,870万円(新規)、東根小学校トイレ改修事業950万円(新規)を計上しました。
「産業・経済」では、アルカディア財団の経営基盤強化として1億円(新規)を計上しました。この内容は、町保養センター(パレス松風)の温泉源泉管理費用や、新型コロナによって宴会がほぼゼロとなったことから経営支援するものです。
「地域力」では、消防団体制拡充に6,512万円を計上しました。副団長を現状1名から2名への増員、670人いる消防団員の報酬を年16,000円から36,500円に引き上げます。また、雨具の更新に1,200万円を支出します。
「定住化」では、結婚新生活支援事業を拡充して、結婚した人に対して町内で使用可能な5万円分のポイントを支給します。
「コンパクト+ネットワーク」では、デマンド型交通運行事業として、荒砥と鮎貝地区で生活交通ネットワークを構築に向けた実証実験を行い、その予算として1,554万円を計上しました。運行車両は、現在、公立置賜総合病院まで運行している車両の空き時間を利用するものです。
hospital「新型コロナウイルス感染症対策【新たな日常】の実現」では、新型コロナウイルスワクチン接種事業や感染症対策など学校教育活動継続支援は、令和2年3月補正を行い、令和3年に繰越事業として取り組みます。中小企業金融対策事業では、2,250万円を新たに計上しました。また、町立病院へは地域経済変動対策利子補給として計4億円、内訳は3億円の繰出、1億円の貸付で、佐藤誠七町長はその理由として「新型コロナにより病院患者が激減した。町立病院には大きな期待があるので、人口減少を踏まえてもう暫くは現状で臨む」としています。病院への繰出金は、年度末に一旦町に返金するため累計の繰出金残高はゼロとなる。(写真右上=白鷹町立病院)
「国土強靭化に向けた対応」では、地域防災力充実として消防団体制拡充の他、鷹山地区拠点整備事業として、基本構想策定を図ります。

 主な財政指標では、経常収支比率が90.0%で前年度比+0.3%、実質公債費比率は10.0%で前年度比+0.9%、地方債残高(臨時財政対策債を除く)は、94億7,360万円と、前年度比+281万円、+0.3%増となります。
 白鷹町の一般会計、特別会計、事業会計を合わせた令和3年度予算規模は、142億544万円で、前年度比+6億4230万円、+4.7%となります。
 白鷹町議会定例会は、3月4日に開会し、令和3年度予算案などについて審議します。