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竹田 歴史講座

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置賜総合支庁、越後米沢街道・十三峠のガイドブック発行


 

guidebook 置賜総合支庁は、地域資源を戦略的に活用し、交流人口拡大による地域活性化を図ろうと、新潟県下越地域と山形県置賜地域を結ぶ約70キロメートルの旧道である「越後米沢街道・十三峠」の魅力を発信する取り組みを行っている。
「越後米沢街道」は、伊達・上杉時代に越後と米沢を結んだ街道で、大小13の峠があることから「十三峠」と呼ばれ、大永元年(1521)に、伊達第14代の伊達稙宗(たねむね)により県境の大里(おおり)峠が開かれてから、約360年にわたり物流と交易における重要な街道として活用されてきた。また大里峠の開削から今年でちょうど500年となる。
 この街道はまた多くの著名人も往来した歴史があり、伊達政宗、良寛、英国人女性旅行家のイザベラバードなどの名前を挙げることができる。小国町にある「黒沢峠」は、原生林の中を3600段の敷石が復元されており、森林テラピーや散策路として人気スポットとなっている。
 街道沿線では、「越後米沢街道・十三峠交流会」を設立して、観光協会や行政などとともに峠の保存や活用を図っている。置賜総合支庁は、このほど、「越後米沢街道・十三峠交流会」と連携し、街道の歴史や魅力を紹介するガイドブックを新たに制作した。
guidebook1 内容としては十三峠にまつわる歴史と現状や、十三峠を旅した英国人女性旅行家イザベラ・バードの紹介、越後と米沢を結ぶ街道の変遷が解説されている。特に十三峠の一つひとつを写真入りで紹介し、標高、距離、古道の保存度などを☆印で表している。また十三峠には、QRコードを付してより新鮮で詳細な情報にアクセス可能である。新旧の街道を取り入れることで、十三峠の重要性と同時に、新潟山形南部連絡道路の必要性をアピールするものとなっている。 
 大きさはA2サイズの両面カラー刷りで、持ち運びに適した折りたたみサイズ。発行部数は5,000部で、置賜地域の「道の駅」及び「道の駅」関川、川西町、飯豊町、小国町、新潟県関川村、置賜総合支庁などで入手可能である。