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竹田 歴史講座

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米沢市、第19回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
 


corona 米沢市は、5月19日、第19回目の「米沢市新型コロナウイルス感染症対策本部会議」(本部長 中川勝市長)を開催した。
 はじめに、山形県内・市内における新型コロナウイルス感染症の確認状況が報告され、5月19日現在、県内確認感染者累計1,775人、県外確認感染者5人、検疫所確認感染者1人となっている。また入院中は81人(うち5人が重症者)、宿泊療養中52人、在宅療養中42人、退院など1,549人、死亡37人、調整中20人。入院81人のうち、公立置賜総合病院には10名が入院している。同病院の病床数は34床あり、うち重症者用病床数は4床が確保されている。
 PCR検査実施人数は、県関係機関が令和2年1月31日からの累積が11,144人、医療機関が令和2年3月30日からの累積が43,506人の計54,650人で、感染力が強く重症化リスクが高いとされる変異株(英国型、南アフリカ型、ブラジル型に共通の変異N501Y)は、令和3年1月1日からの累積で検査数484件に対して変異株が87件、変異なしが328件、判定不能(ウイルス量が少なく結果判定できず)が69件だった。県内のN501Y変異株検出状況は、令和3年1月から4月11日の週までのN501Y陽性率が0%、4月12日〜4月18日の週で初めて5%確認され、以後は急激に増加し、5月10日〜5月16日には91%に達し、変異株に置き換わったとみられる。
corona-1 米沢市の感染者数は、令和2年3月〜4月が15人、5月〜6月は感染者出なかったが、令和3年4月〜5月は19人と増加傾向にある。

 次に、米沢市における新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況は、すこやかセンターでの集団接種が4月24日から始まり、これまで9回分で65歳以上の約2%が2回目接種を終了した。接種は概ね順調に進んでいる。当日のキャンセルなどで接種が不能となった余剰ワクチンは、集団接種に従事する職員や看護師のほか、すこやかセンターの近隣の住民の協力を得て接種者リストを作成し、接種を実施している。
 個別接種では、市内31医療機関で5月24日から開始し、市内3病院での集団接種は、5月31日から順次開始する方向。集団接種の受付では、5月17日から65歳から74歳の受付を開始したが、受付初日はコールセンターの電話がつながりにくく混乱した状況となった。2日目以降も電話はつながりにくい状況にある。集団接種では日程の空きが少ない状況とのこと。
 米沢市のワクチン接種実施計画では、高齢者の80%の接種を7月末までに完了する目標を掲げていたが、関心の高さから接種率を85%にアップして、集団接種会場の追加を現在検討している。
 集団接種会場で従事する検温、受付、誘導のスタッフは、東北警備保障に委託して市内の大学生の募集を開始し、すでに35名の申込みがあると報告された。研修を経て6月から接種会場で作業に従事する。
 5月19日11時現在、接種全体の予約者は12,386人で、そのうち、タクシーを希望した人は1,009人で、8.15%が申し込んだ。また各コミセンとすこやかセンターを結ぶバスは1から2回程度となるが、利用状況を見極めて増やすか検討すると述べた。

 新型コロナウイルス感染症防止の周知として、中川勝市長のメッセージを掲載した全戸配布のチラシを検討中。また置賜地方で大きな工事が進行中で、米沢市に滞在する工事関係者の感染防止について、万全な対策を事業者に依頼し、必要に応じて実態把握を行うことにしている。
 中川勝市長は、感染対策の決め手はワクチン接種だとして、「高齢者の接種が行きわたるように、また若い人の重症化も言われていることから、集団接種会場の追加も当たっているとして、医師会、看護師会との連携を密にして対応していかなければならない」と述べた。
 さらに中川市長は「ワクチンに余剰分が発生した時のルール作りが重要だ」と述べ、対応を確認した。担当課長からは、近隣住民で待機者になってもらえる人や民生児童委員にも依頼してリスト化していると返答があった。

(2021年5月19日19:20配信)