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米沢市は5月21日、令和3年度「米沢市協働提案制度補助金」の事業認定に5団体が決定したと発表した。
(写真右=東町ポストのプレゼンテーション)
この制度は平成26年度に、主に公益的な活動を行う団体が米沢市内で市民を対象に公益的な事業を実施しようとする場合に補助金を支給するもので、上限50万円、予算総額は200万円、補助率は補助対象経費の10/10となっている。
4月22日、置賜総合文化センターを会場に、令和3年度同制度補助金へ提案書を提出した8団体がプレゼンテーションを行った。その形態は市民発案型3件、行政課題型5件の計8件で、補助希望額合計は346万6千円だった。米沢市は、協働推進市民会議による審査などを経て、このほど採択事業の発表を行い、申請8団体のうち、採択は5団体の計194万円。
採択されたのは下記の通り。
1. 伊達三日月街道活性化協議会(提案の名称:伊達三日月街道活性化事業)補助決定額 166,000円
2. 東町ポスト(提案の名称:「東町ポスト」プロジェクト〜空き家利活用による図書館型地コミュニティの創出)補助決定額 500,000円
3. 特定非営利活動法人 自然農食やまがたよもぎの会(提案の名称:居場所づくりプロジェクト)補助決定額 474,000円
4. ざいご太郎塾開校プロジェクト(提案の名称:ざいご太郎塾「草木塔って知っている?」親子森の工作教室)補助決定額 400,000円
5. やまがた学生情報局(提案の名称:学生向けwebメディアでの米沢の魅力発信事業)補助決定額 400,000円
このうち、「東町ポスト」が提案した内容は、空き家になっている旧東町郵便局を自主運営型の私設図書館「東町ポスト」にリノベーションし、空き家の利活用を実施することで、空き家問題の一つの解決策を提案するもので、図書館機能のほか、本を読んだり書いたりする楽しさ、本を通じた文化や芸術に触れる場を提供することで、まちのにぎわいづくりに寄与する。行政課題型の提案として、総事業費は50万円、補助希望額は50万円の満額が決定された。
また採択事業について、市は提案者との協議に基づき、補助金の交付以外にも事業の後方支援を行うことにしている。
(2021年5月28日10:10配信)