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南陽市は、5月31日、市民を対象に5月23日(日)から公立置賜南陽病院駐車場でドライブスルー方式で実施している無料PCR検査の結果(5月30日現在)を発表した。
(写真右=PCR検査のための受付と検温、5月23日)
コールセンターでの予約受付数は、5月30日(日)分までが977件、5月31日(月)から6月3日(木)までが66件で、計1,043件に達した。このうち、5月30日(日)分までの検査数は941件で、ウイルス検出数は0件(5月29日(土)検査分まで)となっている。予約受付数と検査件数の差異は、唾液採取不能、キャンセル分による。
市民の関心が高く、検査件数が予定件数(1,000件)を上回り、南陽市の予算額(2,603万円)に不足が生じる見込みのため、5月31日付けで予備費から765万円を充用するとしている。市民無料PCR検査は、6月3日(木)まで実施される。
また市民無料PCR検査の終了後の準備として、福祉施設や学校施設等でのクラスターを防止するためスクリーニング検査により感染状況を速やかに把握する場合に備え、「抗原検査キット」を購入する。抗原検査器キットは、唾液を採取しその中に含まれる抗原を調べるもので、採取する唾液量は1〜2cc、およそ15分で結果を知ることができる。福祉施設や学校で検査を行う際、誰が採取し判定するのかなど、細部の運用に関しては、置賜保健所の指導やアドバイスを受けながら検討するとのこと。抗原検査キットの購入費は、1,000セット分として390万円を5月31日付けで予備費から充用する。
南陽市の予算は、予備費について令和3年度当初予算額として2,000万円を計上しているが、上記の2件の支出合計の1,155万円を差し引くと、充用後の予備費は845万円となる。
(2021年5月31日17:00配信)