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8月10日、第20回米沢市新型コロナウイルス感染症対策本部会議が同市役所庁舎内で開催され、新型コロナウイルス感染症の発生状況や、県・県内市町村との共同メッセージ、ワクチン接種状況などが報告された。
令和3年以降の米沢市での新型コロナ感染症発生状況は、2月が2件、3月が4件、4月が10件、5月が13件、6月が1件、8月が2件発生し、このうち8月の1件は、大学のクラブのクラスターと認定、残りの1件は福島の会社に勤務している人で、2人とも置賜地域の感染症指定医療機関に入院したが、重い症状はないという。
次に、山形県でも感染の第5波に入ったことから、お盆を迎えるにあたり、山形県と県内市町村が8月10日、共同メッセージを発出した。
その内容は、①旅行、帰省や仕事を含め、県境をまたぐ不要不急の移動は、「行かない」、「呼ばない」、「延期」の選択を依頼する。②感染の多い地域からの帰省は控え、電話やオンライン帰省を活用する。③県境を移動する必要が生じた場合は、行先で感染しない、広げない対策の徹底、帰省した場合でも、できるだけ実家で過ごす、などを依頼している。
また、感染防止策として、④不織布マスクの着用、こまめな手洗い、消毒、三密の回避、換気の励行、⑤2回のワクチン接種を終えても感染の可能性があるとし、引き続きマスクの着用などの基本的なことを徹底、さらに⑥出勤は必要最小限とし、テレワークやオンラインを活用を呼びかけている。
米沢市(8月10日時点)及び山形県(8月8日時点)の新型コロナワクチンの接種状況は、
●65歳以上(対象者26,027人中)
1回目接種済 23,592人 接種率 90.6%/山形県平均 92.05%
2回目接種済 22,973人 接種率 88.3%/山形県平均 88.25%
●市民全体(12歳以上 72,212人)
1回目接種済 37,448人 接種率 51.9%/山形県平均 45.93%
2回目接種済 31,887人 接種率 44.2%/山形県平均 37.44%
となっている。
健康課によれば、8月23日までのワクチン供給量は確定しているため、50歳~59歳は8月18日から、40歳から49歳は8月25日から予約受付を再開する。
集団接種(すこやかセンター)は、8月18日からの予約開始分での1回目接種は、8月28日から9月5日までの計5回、8月25日からの予約開始分は、9月8日から9月12日までの4回にわたって接種を実施する予定である。受付時間を早め、ワクチンの量が確保されれば接種の日程を増やす予定であることが報告された。
山形大学工学部での職域接種は、8月12日、13日に学生、職員の計2,400人を対象にモデルナのワクチンで実施予定。そのうち104人分が米沢市に回されることになったため、米沢市では献血活動に取組んでいる企業の従業員に対して接種を予定。
最後に、中川勝市長は、小林正義米沢医師会長に対して、ワクチン接種等の協力にお礼を申し上げたことや、ワクチン接種業務などで多忙を極める健康課職員に対して、「健康に留意して頑張って下さい」と激励した。
米沢市では、8月10日、県との共同メッセージの他、米沢市長名でも以下のようなメッセージを発出した。