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—令和7年度開校、米沢市への定住・定着促進を図る—
令和7年度に、山形県立米沢工業高校と同米沢商業高校が統合し、同米沢産業高校(仮称)として新たに開校する予定。これを受けて両高校、経済界及び行政が一体となり、10月26日、米沢市役所で「地域コンソーシアム」を設立した。
その目的は両高校が実践する人材育成教育などの取組を支援し、産業振興による活力溢れた魅力ある地域づくりを推進して、新高校の生徒が産業界の次世代を担い、米沢市への定住・定着促進が図れるような取り組みを行おうとするもの。設立式には、米沢市、米沢商工会議所、両高校、両校同窓会、米沢観光コンベンション協会、米沢電機工業会、米沢繊維協議会など13団体が出席した。
はじめに、中川勝市長が、「若い人材を輩出していくために、我々の支援が大事になっていく。米沢工業の専攻科をどうするのか、11月8日、県の教育庁に出向き打ち合わせを行う。多くの学生、市民に愛される学校となるよう今後ともご支援をお願いする」と挨拶した。
増村力米沢商工会議所会頭は、「産業界の魅力を生徒に伝え、この地域を活力あるものにしていく。産業界、行政と共に人材づくりに励んでいきたい」と挨拶した。
続いて、設立趣意及び規約を審議し、取組みとして、魅力ある高校づくりへの協力、教育・人材育成活動への支援・協力、地元就職支援、地域産業界が望む人材像の集約と学校への提言・協力、多様な産業教育の展開、地域行事・地域活性化事業等への積極的な参画・参加の促進、上記諸事業に関して必要に応じた国・県等への意見・要望活動の7項目をあげた。同コンソーシアム会長には増村力商工会議所を選任した。
続いて、米沢工業高校の佐藤正校長、米沢商業高校の佐藤敬一校長がそれぞれ、学校の紹介や地域参画事業などをスライドを使用して紹介した。
今後、新しい高校名称、校歌、校訓、制服などの制定に向けた協力及び働きかけを始め、インターンシップ等への支援・協力、企業情報の提供など、事業を進めていく。地域コンソーシアムは年に1~2度会合を持つほか、事務局会は随時開催していく予定である。