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—約10億円分の経済効果、各団体が協力・盛り上げ—
米沢四季のまつり委員会(会長 中川勝米沢市長)は、10月25日、米沢市市役所で記者会見を開き、11月1日~12月19日の期間で開催する「令和3年度なせばなる米沢!秋・冬の元気キャンペーン2021」の概要について説明を行った。
中川勝市長は、冒頭、挨拶を行い、「新型コロナもレベル3の警戒レベルに下がり、ワクチン接種も順調。感染防止と経済回復の両立を図る。気を緩めず、楽しく、地元のお店を利用していただきたい。10月25日をもって、飲食店利用や会合などでの自粛や人数制限に関して解除する」と述べた。
今回のキャンペーン実施は、新型コロナワクチン接種が進み、市内における感染者数が減少する中、感染防止と経済活動再開の両立を図っていく必要があるため、中止となった春の上杉まつりと秋まつりの代替えイベントと緊急経済対策を一体的に実施して、感染対策を万全に実施した上で、市民に会食やイベント、地域活動を再開して大きな影響を受けている地域経済を早急に回復軌道に乗せるために実施するもので、事業費は四季のまつりの予算から使用し、総額1,730万円とする。
イベントでは、12月17日(金)、伝国の杜ホールで、「武てい式・川中島合戦」を観客を入れてライブステージを開催しYOUTUBEで配信するほか、11月21日(日)米沢商工会議所青年部が「元気回復祈念花火打上げ」を松川河川敷で行う。打ち上げ数は、1,000発(約15~20分間)を予定。花火打上げに当たっては、これまでと違い、事前告知を実施し、多くの人に見てもらうとしている。
また、11月6日(土)~7日(日)には、道の駅田沢を会場に、「棒杭市×道の駅田沢新そばまつり」を開催する。
さらに連携イベントスタンプラリーとして、市内参加店において、買い物、食事をした人に対して、500円(税込)ごとにシールをを配布し、シールを10個集めると豪華賞品が当たるキャンペーンに応募できる。期間終了後抽選会を実施して、賞品を送付する予定。(総額200万円の豪華賞品)
このイベントとしては、「米沢どん丼まつり」、「麺食いヨネザワ」、「お店で牛肉まつり」、「地酒まつり」、「よねざわ魚感謝祭」、「秋の収穫市 よねざわマルシェ」などが、11月1日(月)~12月19日(日)までの期間の中で開催される。(開催期間はそれぞれ別日程)
関連事業としては、上杉城史苑、道の駅米沢、他団体との連携、芸術・文化連携事業も挙げられており、多くの団体で取り組む。
他に、米沢市からは、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として、「米沢市緊急事業継続応援支援金」、「米沢市元気回復プレミアム付きクーポン券事業」、「米沢市酒類関連事業者支援事業補助金」、「米沢市中小企業新展開促進事業費補助金」、「米沢牛消費拡大事業」の5事業として、総額2億3877万6千円が予算計上された。
経済効果としては、キャンペーン分として、1億2,400万円を見込み、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」と合わせると、約10億円程度の経済効果となる見込み。
全国的に、新型コロナウイルス感染症の感染者数が急減して旅行者などが増加しているとともに、米沢市としても自粛を解除したことで、これから年末にかけて市民の飲食等の機会増加や、消費活動が回復することが期待される。