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公益社団法人米沢有為会我妻榮記念館(矢尾板操館長)は、令和元年から将来を担う小学生に郷土の偉人を知ってもらうために、「故郷を愛した民法学者我妻榮先生」の小冊子配布事業を開始した。
これは令和元年度から新たに「我妻榮記念館管理運営補助金」が米沢市より助成されることになり、同記念館の運営母体である米沢有為会米沢支部が、毎年代表校を選び小冊子の贈呈式を行い、さらに米沢市内の小学5年生全員に配布を行い、我妻先生の遺徳を伝えて行こうとするもの。
今年度第3回目となる贈呈式は、11月9日、米沢市立三沢東部小学校(芳賀由加里校長)で、5年生6人を含む学校児童全員が参加して行われた。はじめに芳賀由加里校長がスライドを使って我妻榮先生の生涯を紹介、続いて矢尾板操館長が挨拶を行い、5年生一人ひとりに小冊子が配布した。小冊子は、平成24年11月、我妻榮記念館開館20周年記念事業実行委員会が発行したもので、A6版カラー16頁で構成されている。我妻榮(1897~1973)の生い立ちや恩師赤井運次郎先生との出会い、民法のバイブルと言われる著作「民法講義」、さらに生涯にわたっての故郷や恩師への想いなどについて触れられている。
令和3年度は800冊を印刷し、米沢市内の16小学校の5年生672人をはじめ、学校長・教頭、担任、図書室分を各学校に配布する。11月12日開催の小学校校長会で各学校に配布し、副読本として使ってもらう予定である。
我妻榮記念館では、令和4年が同記念館の開館30周年となる。また令和5年は我妻榮先生の没後50周年となることから、記念事業を予定している。
(2021年11月11日09:55配信)