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米沢市は、昨年12月13日に民生常任委員会協議会、同15日に市政協議会を開催し、アクティー米沢内に設置する屋内遊戯施設の概要の説明を行った。
屋内遊戯施設に関しては、昨年10月3日、米沢市役所でタカオ株式会社(広島本社:広島県福山市)の提案する「フルーツの森」と、内田工業株式会社(本社:愛知県名古屋市)の「わくわく木ッズランド」の2件のプロポーザルがオンラインで実施され、14人(公募審査員の児童2名、保護者2名を含む)の審査員が審査を行い、「フルーツの森」に決定していた。
(写真右=米沢市役所で行われたプロポーザル、令和3年10月3日)
米沢市は、施設整備にあたって、「子どもたちがのびのびと身体を動かすことができる施設」、「保護者が交流できる施設」の基本的な考え方を掲げ、「子供達の健やかな成長を促し、多世代が相互に交流が図れる施設」をコンセプトとしている。
遊具は米沢の自然が育む「フルーツ」の森がイメージされた魅力的な色彩感覚に溢れ、「滑る、登る、渡る」などを基本とした多種多様な遊びの機能が盛り込まれている。またそれぞれ難易度が異なるため、子供達が自分の成長レベルに応じて遊具を選択し、遊ぶことができる。さらに遊具が立体的に配置され、たくさんの動線が作られていることで、子供達の冒険心、好奇心を刺激し、何度でも挑戦したくなる遊具構成になっている。
遊具の選定にあたった委員からは、「ワクワクする遊具、チャレンジしたくなる遊具」、「もくいくひろば(すこやかセンター)とは別のアプローチ」などの意見が出された。
(写真左=屋内遊戯施設のパース図を示す中川勝市長、12月27日)
現在、アクティー米沢は体育室の用途となっているが、屋内遊戯施設への改修にあたっては、遊具などの設置、受付カウンター、授乳室、オムツ交換台、手洗い、下足箱、ロッカー設置などのほか、木質化、断熱措置、給排水衛生および照明設備等の整備のため、床壁天井の改修工事を行うほか、器具庫は親子トイレに改修する。
今後のスケジュールは、令和4年7月〜9月に入札会・契約、9月議会・工事受注者決定、10月〜工事開始、令和5年9月工事完成、10月にオープンする。
12月27日に行われた記者会見で、中川勝市長は完成イメージを示しながら、「完成するのを楽しみにしている。難易度が異なるので、子供達が自分の成長レベルに応じて遊具を選択して遊ぶことができる施設であることが特徴」と述べた。