米沢牛銘柄推進協議会(会長 中川勝米沢市長)が主催する第41回米沢牛枝肉共励会が、4月14日、米沢市食肉市場(米沢市万世町片子)で行われ、市場関係者、購買者らが威勢の良い手締めで初セリを開始した。(写真右=米沢牛枝肉市場の資料写真)
今回の共励会には、昨年より1社多い27社(前年26社)が購買に参加し、75頭(前年75頭)が上場された。等級割合は5等級が82.7%、4等級以上が97.4%と非常に高品質な枝肉が揃っての共励会となった。
販売金額は1億790万6,966円(税抜)で前年の1億968万3,694円(税抜)は若干下回ったものの、まずまずの結果となった。またキログラムあたり平均単価は、3,036円(同3,117円、税抜)、1頭あたりの平均金額は、143万8,760円(同146万2,449円、税抜)と1.6%下回った。最高単価は、飯豊町の横山晃太さんが生産した黒毛和種雌437kgの237万4,658万円(税抜)で、キログラムあたり5,434円(税抜)の単価だった。米沢市の(株)米澤佐藤畜産が競り落とした。
前年から今年1〜3月は、行政及び関係団体の消費拡大運動やお取り寄せ需要の高まりから堅調に高値推移した。第6波の新型コロナ感染拡大が続いていることや、観光需要が回復に至っていない中であっても、カタログ販売などの企画品や通信販売での需要が堅調に推移している。米沢牛ブランドへの消費者の以前人気が高いということを示し、生産者や流通関係者も今回の共励会に手応えと励みとなる結果となった。
各等級別では、A‐5は3,358円(同3,511円、税込)、A‐4は2,948円(3,024円、税込)だった。