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米沢市令和5年度一般会計予算案、過去3番目の規模
 


1 米沢市は2月8日、令和5年度当初予算案の概要について記者会見を開き、予算編成方針、規模、主な事業などについて中川勝市長らが説明を行った。(写真右=予算案を説明する中川勝市長)
 予算編成方針について中川勝市長は、「予算編成方針として、米沢市の誇るべき歴史、文化、産業等を最大限活用し、すべての人が安心して住み続け、関わり合い繋がりながら発展していく内発型を目指していく。SDGsで、経済、社会、環境の中心に来るものは人材、それらを今年度の事業に紐つけしながら市政運営をしていきたい」と述べた。
 令和5年度の米沢市一般会計の当初予算額は、過去4番目の大きさとなる406億2千万円で、前年比△1億7千万円、率では△0.4%となり、3年続けての減少となる。

2 対前年度増減要因としては、退職手当基金積立金+2億48百万円、ふるさと応援寄附金制度推進事業費+2億円、新型コロナウイルスワクチン接種事業費+1億91百万円、道路橋梁災害復旧事業費+1億29百万円、(仮称)南西中学校施設整備事業費+7千5百万円など、一方、減少要因としては、庁舎建替事業費△10億17百万円、保健衛生総務事業費(三友堂病院建替事業費補助金)△2億48百万円、退職手当△2億42百万円、市営陸上競技場等体育施設運営管理事業費△1億80百万円、道の駅米沢整備市場公募歳(満期一括償還)△1億45百万円、などとなっている。(写真左=米沢市役所庁舎:資料写真)

 主な新規事業としては、①地域振興事業(地域づくり活動支援事業・「地域づくり人育成」塾)3百万円、②広幡・塩井コミュニティセンター建替事業1億19百万円、③統合型GIS整備事業61百万円、④子供家庭総合支援事業(子育て世帯訪問支援臨時特例事業)3百万円、⑤出産・子育て応援事業49百万円、⑥観光客誘致事業(アニメツーリズム事業費補助金)3百万円、学校教育指導事業(部活動の地域移行に向けた支援事業)11百万円など。
 また拡充事業では、①地域振興事業(地域づくり活動支援事業・地域おこし協力隊)を前年比34百万円増加の55百万円に、②地域振興事業(移住・定住(UIJ)推進事業)を7百万円増の11百万円に、③米沢版DMO推進事業を50百万円増の1億25百万円に、それぞれ増加させる。
 歳入面では、市税108億8千万円(3億円、+2.8%)と置き、地方交付税79億9千万円(△1億9千万円、△2.3%)、国庫支出金58億92百万円(53百万円、+0.9%)、県支出金33億11百万円(△1億27百万円、△3.7%)、市債17億34百万円(△6億40百万円、△27.0%)となっている。
 歳出面では、人件費が50億68百万円(△1億20百万円、△2.3%)、公債費35億97百万円(△1億35百万円、△3.6%)などとなっている。

 令和5年度の米沢市一般会計、特別会計、企業会計を含めた当初予算額(3会計合計)は848億81百万円で、対前年度比+45億69百万円、+5.7%の伸びを示している。このうち市立病院事業会計は前年比+30億52百円余りと、+22.4%の増加となる。
 経常収支比率は、令和4年の96.6から令和5年の94.8となり改善するが、実質公債費比率は8.6から8.8と増加する。令和5年は、財政調整基金から9億円、公共施設等整備基金から6億50百円、ふるさと応援基金から9億円などを一般会計に繰り入れる。
 一般会計、特別会計、企業会計合計の令話5年度末市債残高は、過去最高となる668億33百万円の見込み。予算案は2月24日に招集される3月定例会に上程される。