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長井市、令和5年度一般会計予算案過去2番目の大きさ
 


1 長井市は2月13日、記者会見を開き、令和5年度一般会計予算案の概要を発表した。
(写真右=説明を行う内谷重治市長)

 内谷重治市長は、「(以前は)市民との協働が流行ったが、(今は)『共創と共生』、地域で支え合うまちづくりが重要」と述べ、令和5年度の一般会計予算案はそれを実現する内容であるものとした。
 予算総額は186億84百万円で、前年度比+6億84百万円、+7.8%となり、予算規模としては過去2番目の大きさになる。

2(写真左=長井市役所庁舎)
 一般会計予算案の歳入では、市税31億20百万円(+0.4%)、地方交付税50億48百万円(+5.5%)、国庫支出金20億51百万円(△1.7%)などを見込む。市債は6億44百万円で、△34.6%と大幅に減少する。繰入金としは、ふるさと応援寄附金から18億31百万円、財政調整基金より3億30百万円を繰り入れる。
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(写真右=建設中の遊びと学びの交流施設「くるんと」)
 歳出では、ソフト事業として、①公共施設等活用事業(賑わい創出事業)30百万円、②スマートシティ長井実現事業1億72百万円、③国内外都市交流推進事業49百万円、④魅力ある地域づくり推進事業のうち、デジタル田園都市国家構想交付金事業19百万円、地域づくり支援事業81百万円、⑤遊びと学びの交流施設関連事業のうち、同開館準備事業44百万円【新規】、同運営事業98百万円【新規】、同子育て支援事業17百万円【新規】、⑥引きこもりプラットフォーム設置運営事業3百万円【新規】、⑦二酸化炭素排出抑制対策事業11百万円、⑧医療的ケア看護職員配置事業3百万円、⑨学校教育支援員配置事業(小学校)22百万円など。
 建設事業では、①公共複合施設屋外遊具整備工事費50百万円【新規】、②旧本庁舎跡地活用事業1億円【新規】、③学童クラブ施設改修等工事費13百万円【新規】、④除雪車整備事業87百万円【新規】、⑤定住促進住宅整備事業23百万円【新規】、⑥移住・定住促進のための住宅関連助成事業59百万円、⑦消防ポンプ自動車更新事業28百万円【新規】などを計上している。
 新年度の財政指標は、経常収支比率が96.1%(前年度94.8%)と1.3%低下した。これは公共施設「くるんと」関連による歳出の伸びによる。実質公債費比率も13.0%(前年度12.2%)と0.8%悪化した。
 市債残高は247億48百万円(前年度245億70百万円)となり、1億78万円増加する。後年度償還額に対し、全額交付税措置される臨時財政対策債等を除いた残高は、204億66百万円となる。

4 長井市が建設を進める遊びと学びの交流施設「くるんと」は、図書館と子ども遊戯施設、子育て支援センターの機能を持ち、令和5年3月に完成し、同年8月にオープンする。
(写真右=くるんとパース 図書館開架、長井市提供)
5 整備事業は、PPP方式(パブリック・プライベート・パートナーシップ:官民が連携して公共サービスの提供を行うスキーム)で行い、東北初となる。
(写真左=くるんとパースボールプール大型遊具、長井市提供)

 「くるんと」の西側の緑の広場には、屋外遊具を整備する。長井市は民間企業より土地を借用して建設、場所は長井市役所庁舎の隣接地にある。

6 スマートシティ長井実現事業は、スマートストア(無人店舗)の運営、デジタル地域通貨「ながいコイン」の運営、子どもの見守り、ドローンの普及・活用、高齢者を対象にしたeスポーツなどデジタルデバイド対策、スマートシティ事業全般のデータ分析・利活用などをあげる。令和5年は5か年事業の3年目にあたる。
(写真左=ながいコインが利用可能な市役所スマートストア、長井市提供) 

 旧本庁舎跡地活用事業は、旧本庁舎跡地に、テレワーク施設と心身障がい者のすみれ学園を合築した施設を整備するもので、保護者が隣りで仕事ができることで、わが子のそばで関われるという施設。国土交通省の補助事業。
 一般会計予算案の議案は2月28日に開会される3月定例会で上程される。