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米沢牛銘柄推進協議会(会長 中川勝米沢市長)が主催する第43回米沢牛枝肉共励会が、4月6日、米沢市食肉市場(米沢市万世町片子)で行われ、市場関係者、購買者らが威勢の良い手締めでセリを開始した。(写真右=米沢牛枝肉市場の資料写真)
今回の共励会には、24社(前年27社)が購買に参加し、75頭(前年75頭)が上場された。等級割合は5等級が9割と、非常に高品質な枝肉が揃っての開催となった。
販売金額は1億1,038万3,404円(税抜)で、前年の1億790万6,966円(税抜)を上回り、春の共励会での販売額は過去最高となった。5月から新型コロナウイルス感染症の扱いが2類から5類に改められ、観光、宿泊、飲食などのサービス産業の活性化が期待されることから、外食産業を中心に需要の回復が戻りつつある。
最優秀牛は、白鷹町の菊池富夫氏が生産した米沢牛(黒毛和種 雌 466㎏)が選ばれ、単価4,321円(税込)、価格2,013,623円(税込)で、株式会社米沢牛黄木が落札した。
また最高単価、最高金額の枝肉では、生産者が米澤佐藤畜産、購買者が株式会社登起波が競り落とし、最高単価は4,874円/㎏(枝肉、税込)、最高金額は209万5,837円(税込)だった。
またキログラムあたり平均単価は、3,092円(同3,036円、税抜)、1頭あたりの平均金額は、147万1,779円(同143万8,760円、税抜)と9.9%上回った。
各等級別では、A‐5は3,385円(同3,358円、税込)、A‐4は2,866円(2,948円、税込)だった。