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米沢市は東京オリンピック2020で香港フェンシングチームのホストタウンになった。7月8日〜7月9日、それを記念した「香港ホストタウン記念フェンシング大会&上杉大会」が米沢市営体育館で開催された。(写真右=フェンシング大会の様子)
この大会会場に、米沢市の地場産品などが購入できるマルシェが出店し、フェンシングを観戦しながら買い物ができるというユニークなイベントとなった。
このマルシェを主催したのは、米沢織買継商に勤務する高橋一恵さん(米沢市在住)で、高橋さんは米沢東高校時代の3年間フェンシング部に所属していた関係で、現在、山形県フェンシング協会役員をしている恩師から会場でのマルシェ開催の提案を受けた。(写真左=マルシェでの似顔絵コーナー)
それまでのフェンシング大会は、出場者の家族や関係者だけの観戦が中心で、フェンシングに関して一般市民への広がりにやや欠けた部分があった。マルシェを開くことで、フェンシングを見る機会が増えることや市民の興味と関心を高めてもらうとともに、フェンシング大会に出場した人たちに米沢を知ってもらう機会にもつながるという狙いがある。また子供のうちに、生でこのようなスポーツがあるというのを知ってもらう格好の機会となる。
高橋さんは、新型コロナ発生以前に一度同様のコラボをして好評だったことから、今回、2回目の開催を行ったもので、会場の入口には「スポーツマルシェにようこそ!」というチラシを置き、フェンシングの歴史やフェンシングというスポーツのルールについての解説や出店者のPRも行った。
(写真右=マルシェでの手作り皮製品製作コーナー)
フェンシングはフランスが発祥のスポーツで、二人の選手が向かい合って立ち、片手に持った剣で互いの体を突いて勝敗を決めるもので、規定のポイントを先取した選手が勝利となる。「フルーレ」、「エペ」、「サーブル」の三種目があり、使用する剣・ルールが異なる。
米沢市営体育館の2階に設けられたマルシェには、9店舗が出店した。うち、物販が7店舗、他には似顔絵、街の保健室などの健康に関わる出店が2店あった。(写真右=マルシェでの街の保健室コーナー)
7月8日の初日は、朝10時の開店から午後2時までに100名以上の来客があり、楽しい雰囲気にあふれていて、スポーツとマルシェのコラボは、他の競技でも応用ができるものとなっていた。出店時間は、午前10時から午後3時まで。