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米沢牛枝肉市場での第44回米沢牛枝肉共励会が、7月27日(木)、米沢市食肉市場(米沢市万世町片子)で行われた。主催したのは米沢牛銘柄推進協議会(会長 中川勝米沢市長)で、威勢の良い手締めでセリ市場を開始した。(写真左=米沢牛枝肉市場セリの資料写真)
今回の共励会には、75頭(前年同時期75頭)が上場され、24社(同22社)がセリ市場に参加した。販売金額(税込)は、1億2,287万757円で、昨年の1億1,704万9,992円を582万円余り上回る夏の共励会としては、過去最高を記録した。またキログラムあたりの平均単価(税込)も3,400円(同3,309円)と前年を上回った。1頭あたりの平均金額(税込)は、163万8,276円(同156万666円)と5.0%上回った。
最優秀牛は、長井市の鈴木隆文さんが生産した黒毛和種・牝・531㎏で、1㎏あたりの最高単価(税込)は、4,884円(同6,603円)の値を付け、1頭の単価(税込)は259万3,277円(同326万1,941円)で、(株)米沢牛黄木が落札した。
今回の共励会は、上場頭数の84%が5等級と高品質な枝肉が揃ったことや、コロナ禍の収束によって、観光需要、外食需要が回復していることのほか、お盆の需要が見込まれる時期を控えていることから活発な取引が行われ、夏の共励会としての販売金額(税込)は、過去最高となる1億2,287万円を計上した。各等級別では、A‐5等級のキログラムあたり単価(税込)は、は3,500円(同3,370円)、A‐4等級は2,837円(同2,891円)だった。
1頭あたり単価は最優秀牛が最高値を付けたが、1キログラムあたりの最高単価(税込)の枝肉は、(株)米澤佐藤畜産が生産したものが5,414円で、1頭あたりの金額(税込)は、237万1,350円だった。