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令和6年の米沢牛枝肉市場初セリが1月11日、米沢市食肉市場(米沢市万世町片子)で行われ、威勢の良い手締めで初セリを開始した。(写真左=米沢牛枝肉市場セリの資料写真)
令和6年初セリには、65頭(前年同時期70頭)が上場され、昨年同様の24社が購買に参加した。上場頭数が前年より5頭少なかったものの、販売金額は昨年の9,344万1,719円(税抜)から、今年の9,693万3,200円(税抜)と上回る結果となり、取引高が過去最高を記録した。これは米沢牛のさらなる品質向上、美味しさの追求のため、昨年12月に米沢牛の定義の中で肥育期間を1か月伸ばしたことが影響している。年末の活気ある取り引きが初セリにも持ち込まれた様相である。
1キログラムあたりの平均単価は3,547円(同3,175円、税込)、また1頭あたりの平均金額は、161万582円(同144万1,672円、税込)と、いずれも前年を約1割上回った。
新型コロナの収束に伴い、年末の外食需要が回復したことに加え、インバウンド需要が高まり、さらには年末年始の贈答品などに米沢牛が選ばれる高いブランド力が背景にあると関係者は見ている。
1キログラムあたりの最高単価は、3,995円(税込)で、「米沢牛いとう牧場」が生産した。
各等級別では、A‐5は3,679円(同3,284円、税込)、A‐4は3,024円(同2,792円、税込)だった。