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竹田 歴史講座

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在来枝豆「馬のかみしめ」で新作スイーツ




 山形県置賜地方の在来枝豆「馬のかみしめ」を使ったオリジナルスイーツの試作・新作発表会が2月21日、長井市のTASパークホテルで開催されました。
 大豆の表面に馬が噛んだような跡があることからこの名前が付いたと言われ、長井市伊佐沢地区や川西町の一部で栽培されていましたが、一度は生産が途絶えました。長井市の一部農家が種を保持していたことから、平成18年から栽培を復活させ栽培量を増やしてきました。現在、「馬のかみしめ生産者の会」の4軒の農家が2.5㌶を作付けし、年3トンの大豆を収穫しています。
「馬のかみしめ」は、生育が旺盛で草丈は1mにもなり、着莢数が多く収量性が高い反面、枝豆の収穫時期が9月下旬から10月上旬と最も遅く、食べ頃も1〜2週間と短期間です。味は咬めば咬むほどコクがあり、咬み応えもたっぷりで、加工品では味噌、納豆、豆腐に利用されているほか、平成21年に長井市内の菓子職人がオリジナルスイーツを開発し特産品となりました。
 試食に先立って、菓子職人が加工方法や工夫した点などを紹介しました。この日は「馬のかみしめ大福」、「馬のかみしめせんべい」、「ウマうまポリぽり」などの新作や試作スイーツが11点、また現在販売中のものが会場に並べられ、参加者はいろいろなスイーツを味わっていました。また「馬のかみしめ」の「きな粉」が開発されたことで、今後、加工品のバラエティーが増えることが期待できそうです。

(2020年2月22日13:30配信)