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米沢市議会は、3月定例会の開会日である2月25日、市長をはじめとする幹部職員や議員らがきもの姿で出席する「きもの議会」を開催しました。「きもの議会」は、昭和54年2月23日の臨時会以来今年で43回目を迎え、米沢市の基幹産業として長年にわたり地域経済発展に貢献してきた米沢織物業界の振興と活性化を支援するために行ってきました。色鮮やかな和装の女性や袴姿の男性など、普段の議会とは違う雰囲気を醸し出す中で、令和3年度の予算案や3月補正などの審議に臨みました。
昨年12月、米沢市選挙管理委員会委員長に就任した玉橋博幸氏があいさつを行いました。
中川勝市長は令和3年度市政運営方針の中で3つの重点的な取組をあげ、まず新型コロナウイルス感染症拡大による地域経済が疲弊している中で、「地域経済の回復・成長」を掲げ、中小企業の経営基盤の安定や個人消費の喚起に向けた支援を継続し、ポストコロナへ対応するため、国の支援を積極的に活用し、中小企業の新分野展開や事業・業種転換等を支援することなどを述べました。他に「デジタル化の推進」、「SDGsの達成」を掲げました。
令和3年度米沢市一般会計当初予算案では、新型コロナウイルスの感染防止対策等に努め、デジタル化の推進等、ポストコロナに向けた挑戦の年と位置付け、一般会計当初予算額は、過去最高となった令和2年度に次ぐ規模となる418億8千万円(対前年比△2.4%)を計上しました。
最後に中川勝市長は、「挑戦と創造の精神で様々な課題に取組み、大輪の花を咲かせるよう、全身全霊を込めて市政運営を進める」と結びました。
3月定例会は、3月1日・2日に6会派の代表質問、3月3日に10議員の一般質問が行われ、3月24日に閉会日を迎えます。