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竹田 歴史講座

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最上川と木舟・漁具を伝える展示会(長井市)


 

 長井市在住の高梨弘さん(77歳)は、5月10日(火)から旧長井小学校第一校舎ギャラリー停車場を会場に、「最上川ものがたり(1)【木舟と漁具展】」を開催しています。
 山形県を南北に縦断する最上川は、源流は米沢市の西吾妻山にあり、途中、長井市内を通り過ぎ、酒田市の日本海に注いでいます。長井市は江戸時代、米沢藩における最上川船運の重要な中継地で船運による商売が繁盛した立派な家が残されています。
 高梨家には、100年前から魚獲りや流木運搬、そして東山虚空蔵尊祭礼獅子の川渡しに使用する川舟があり、高梨さんは最上川で魚獲りをしてお店に売っていた祖父の影響で、幼少から最上川で川舟、そして魚獲りなどに親しんできました。
 今回の展示では、魚獲りに使用した網、魚を入れるカゴの実物展示や、最上川で魚獲りをする風景、高梨さんが船頭を務め、平成25年に再現された東山虚空蔵尊祭礼獅子の川渡しの様子、高梨さんら4人の若者が昭和44年、8日間かけて筏で長井市から酒田市までを最上川を下った際の写真やビデオ、舟大工が川舟を製作している様子などが展示されています。
 最上川が、江戸時代から昭和時代にかけて、置賜地方の政治経済や流域の人々の生活と密接に関わっていたことを示す貴重な史料の数々が展示されています。
 会期は5月15日(日)までで、最終日は午後4時までとなっています。入場無料です。