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東の山形、西の京都と言われるくらい、山形県は漬物の味付けや種類が多く、作り手も豊富で、漬物王国と呼ばれています。
山形県産漬物の品質の向上と流通、消費拡大を図り、山形県漬物業の振興発展を図ることを目的に、「第15回山形県漬物展示品評会ー山形県漬物祭りー」が2月22日から25日まで、山形市内で行われました。
主催したのは、山形県漬物協同組合(鈴木尚彦理事長)で、同品評会は4年ごとに行われ、これまで60年の歴史を積み重ねています。今回は新型コロナにより2年遅れの開催となったものです。
2月22日、山形県観光物産会館(ぐっと山形、山形市蔵王)を会場に審査が行われました。審査委員長には、東京家政大学客員教授の宮尾茂雄氏ら7人が当たりました。審査方法は、同協同組合員が製造し、出品点数2点以上、おき漬とあさ漬の部門に分け、品質は市販品と同じものを用意しました。
1次審査では、食風味、商品性を、2次審査では、色沢、肉質、食風味、商品性をそれぞれ5段階評価し、審査委員の意見をもとに、審査委員長が最終的に順位を決定しました。その結果、同品評会での最高賞である農林水産大臣賞には、高畠町の株式会社三奥屋が製造する「晩菊」が選ばれ、同社の同賞受賞は2年ぶり、今度が5回目となります。
2月24日には、山形県観光物産会館催事場で、「山形漬けもの市」と銘打ち、受賞発表と受賞品など即売会が開催されました。参加商品が100以上、合計3,000点が並べられましたが、一袋200円の特価とあって行列ができるほどの大盛況となり、1時間半で3分の2が飛ぶように売れていました。即売会は2月25日まで行われます。
2月24日、ホテルメトロポリタン山形で、表彰式が開催されました。主催者挨拶に続き、株式会社三奥屋をはじめ、各賞受賞企業に対して表彰状の伝達が行われました。