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20番組披露、日本舞踊藤間流「藤美会ゆかたざらい」(米沢市)


 

 米沢市で長年にわたり、日本舞踊藤間流の舞踊教室を主宰する藤間都美咲氏(藤間都美咲舞踊教室会主)の元で学ぶ生徒さんらが、9月1日、米沢市市民文化会館で、恒例の「藤美会ゆかたざらい」で優雅な踊りを披露しました。
 日本舞踊は、生の演奏で白塗りやかつら、衣装を身につけて踊りますが、「ゆかたざらい」は、師匠の下で弟子たちが稽古着の浴衣(ゆかた)というスタイルで日頃の稽古のおさらいとして行われるものです。藤美会では、毎年、お盆が終わったこの時期に、ホールで観客に見てもらいながら行っています。

 今年の構成は、御祝儀「最上川」に始まり、童謡に振りつけした子供の踊りや200年以上もの歴史を誇る長唄の踊りなど20番組からなり、2時間半を超える舞台となりました。
 このうち、渡部沙千さん、渡部紗映さんの2人は、童謡「ないしょ」で愛くるしい踊りを見せてくれました。また米沢商工会議所女性会による美空ひばりが唄う「おしょうしな」、高橋千代子さんが踊る高森務作曲「直江城州公」など、米沢に関係する音楽に振りつけられた踊りもステージを飾りました。
 番組後半は、清元や長唄という15分を超える舞踊が披露され、見ごたえのある踊りになっていました。三浦由希さんの「越後獅子」は、真っ赤な衣装を身につけ、獅子の如くダイナミックな動きで会場からは盛んな拍手が送られました。会主の藤間都美咲氏は、長唄「新曲浦島」で華やかな舞踊の世界を見せてくれました。フィナーレは、東日本大震災復興のために作られた「花は咲く」を全員で踊り、ゆかたざらいを閉じました。

 藤間流藤盛会東北支部委員を務める藤間都美咲氏は、同支部が30年ぶりに開催する舞踊公演で、9月15日、仙台市にある電力ホールに置いて、長唄「新曲浦島」、「松竹梅」を踊ることにしています。

問い合わせ 日本舞踊藤間流 藤間都美咲舞踊教室  電話0238−21ー3240