南陽市が発注し、JR東日本赤湯駅の待合機能の充実と、交流人口、関係人口の増加を図る目的で、6月から実施していた赤湯駅交流ラウンジ改修工事が10月末に完成し、11月1日、関係者を集めてオープニングセレモニーが行われました。
駅中央スペースから同交流ラウンジの中央出入口通路は、ワイン樽を想起させる斬新なデザインと落ち着いた色合いで、高級ホテルのラウンジの雰囲気を感じさせます。また内部には、情報交流ラウンジ、勉強ラウンジ、エキテラスNANYO、多目的スペースが配置されています。
総事業費は1億3,360万円余りで、うち半分が国のデジタル田園都市国家構想交付金(補助率1/2)が当てられています。2社による企業版ふるさと納税も活用しました。運営は「赤湯駅拠点事業共同体」(3団体)に業務委託されます。
オープニングセレモニーでは、白岩孝夫南陽市長が挨拶を行い、交流ラウンジの設置にあたり協力頂いた方々への感謝の言葉、今後の交流人口の拡大への期待などについて述べました。来賓祝辞の後、利用者代表として南陽高等学校2年、鈴木大智さんが挨拶しました。テープカットに続いて、交流ラウンジの見学会が行われ、早速、高校生たちがテーブルに座って、飲食を行っていました。
ラウンジは、11月2日からオープンし、午前8時から午後8時まで営業を行います。業務内容としては、カフェでは軽食やワインなどの提供、物販スペースでは、南陽市の特産であるお酒、ワイン、ラーメンなどの食品、山形鉄道グッズの販売、観光案内の補助、スタートアップの支援事業、ICT教室の開催、多目的スペース借用の管理等があります。
ワイン樽が壁面に飾られた多目的スペースは、学生の地域探求活動やICT教室の開催を実施し、コワーキングスペースとして誰でも利用ができ、貸切で利用する場合は有料となります。