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山形県議会農林水産常任委、さくらんぼの生産、品質等を質疑


 

 山形県議会の令和8年6月定例会は、6月16日に開会し、6月30日と7月1日の両日、各常任委員会での審査が行われました。
 このうち農林水産常任委員会では、6月30日の委員会での冒頭、髙橋和博農林水産部長が「さくらんぼの生産・販売状況及び販売促進の取組みについて」報告し、4月9日の降霜による影響と、全県的にマメコバチの個体数が減少しているため、結実しにくい状況だったとしましたが、マメコバチを前年の約1.2倍導入したことや、「さくらんぼ結実大作戦!」と銘打ち、JA等関係団体と一体となり、切り枝の設置や人工受粉作業を実施し、前年を大きく上回る着果が確保されたとしました。
 また収穫状況は、裂果の発生が少なかったことや6月に最高気温が30℃を上回る日が少なく、近年に発生が多かった高温障害果がほとんど見られず、ロスの発生が少なかったと述べました。果実の品質では、等階級割合は概ね平年並であり、十分な肥大状況と果実の着色も順調に進み、特秀品の割合が例年に比べて高く、食味も糖度が高く良好で、着色の良い高品質なさくらんぼが生産・出荷されたとしました。

 7月1日の同常任委員会では、公明党の菊池文昭議員がさくらんぼの生産や品質対応について県の対応などを質しました。菊池議員は、山形県内のさくらんぼ耕作地が年に100haほどづつ減少している状況を述べながら、さくらんぼ農家の収量にばらつきがあることや、軟化を引き起こしているさくらんぼでは、「仁」と言われる種の内部が傷んでいる特徴があると自ら種を割って得た知見を披露しました。そしてさくらんぼの花蕾期に散水するという技術で、「佐藤錦」でも順調な生育が可能となるとして、佐藤錦から他品種への移行には時間がかかるため、即高温障害に対応可能な花蕾期の散水という技術を県としても試験的に取り組んでみてはどうかと提案しました。