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睦月句会
米沢俳句会
改元や元旦晴れて風もなし 石口達郎
ひき篭り雪と対話の小半日 磯部知子
ともすれば癌とも聞こゆ除夜の鐘 伊藤 勉
覚悟して冬帝を待つ日々静か 小川孝子
部屋ごとの表をめくる初暦 神原省治
深雪晴れ駅伝アンカー駆け抜ける 木村正子
雪女湯けむりと来て袖掴む 佐々木昭
初笑ひ初泣き嬰の独演会 佐々木泰子
宴の席程よく酔ふも初句会 佐々木清子
寄せ鍋の寒鱈目玉頬張りぬ 佐藤和雄
初日の出感謝を込めて手を合わす 佐藤君子
天つ風光連れきて寒尽きる 高橋寿子
お手軽な湯よりも敢えて寒の水 田中寛子
年の暮どかどか降って根雪かな 足沢 聡
うらやまし座敷の賑わい女正月 浜田洋子
初日の出米寿老驥(き)の志 原田芦雪
煤(すす)逃げの筈が買物頼まれし 山口雀昭
想う顔年に一度の賀正書く 渡部美知子
(2019年1月25日15:35配信)