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シニアや歩行に困難を抱える人など、すべての人が楽しめるユニバーサルツーリズムをさらに促進するため、近距離モビリティ(次世代方電動車椅子)WHILL(ウィル、WHILL株式会社:東京都品川区)をツアー内で活用し、移動軽減が観光施設内でどれだけ図れるかの実証実験を行う「旅行介護士と行く~紅花染め体験と米沢満喫・日帰り旅」が8月1日、米沢市で行われました。
主催した株式会社つるかめ(天童市)の伊藤順哉社長は、主任介護支援専門員、介護福祉士として従事するほか、日本介護旅行サポーターズ協会理事として、身障者らが気軽に旅行を楽しむことができる未来を作る活動に取り組んでいます。
この日は、90歳台の高齢者や要介護者など、つるかめのサービス利用者15人が、米沢市御廟1丁目にある染色工房わくわく館を訪問し、シルクスカーフへの紅花染め体験を行いました。はじめに説明を聞いて、次に真っ赤に染まった紅花の液体にスカーフの生地を漬ける体験を行いました。
近距離モビリティWHILLは、ジョグを使って前後左右の移動が容易にでき、高いデザイン性となめらかな乗り心地、5センチメートルの段差を乗り越え、回転半径76センチメートルの小回り能力などが特徴です。又、スマホを使って操縦ができるなど、先進的な次世代方電動車椅子で、高齢者の安全な外出をサポートすることが期待されています。国内では、伊勢神宮でのバリアフリーツアー、ハウステンボスなどでレンタル運用がなされ、自分のペースで自由に巡ることができる観光体験を支援しています。
伊藤社長は、山形県の旅行促進策を高齢者にも広げ、従来の種々の制約を安全に乗り越える可能性を求めていきたいとしています。
参加者は、上杉神社をWHILLで移動、昼食には米沢牛を堪能し、道の駅米沢で買い物を楽しみました。
WHILL製品詳細ページ https://whill.inc/jp/model-c2
(2021年8月3日10:40配信)