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米沢市は10月3日、同市役所において令和7年度米沢市功績者・功労者・平田東助章受章者・技能功労者の計7名に関する記者発表を行った。受章者は下記の通り。(氏名、11月3日現在年齢、功績・功労の種別、住所)敬称略
◯米沢市功績者 1名
①小嶋彌左衛門(76歳)観光振興に貢献 米沢市本町二丁目
一般社団法人米沢観光コンベション協会会長を16年務め、現在は同協会名誉会長として地域の観光振興に尽力している。
特に、本市及び置賜地域の観光情報発信拠点である「道の駅米沢総合観光案内所」の開設に貢献したほか、台湾からのインバウド事業に積極的に取り組むなど、本市観光産業を長年にわたり牽引した。
また、米沢上杉まつり実行委員会委員長として卓越した手腕を発揮、上杉雪灯篭まつりにおいては、基幹催事である鎮魂祭を長年主導し、靖国神社宮司を招いて祭文奏上を賜るという、全国唯一の儀礼を確立した。
◯米沢市功労者 3名
①山口祥二(96歳)教育振興・ 地方自治に貢献 米沢市大町三丁目
令和4年に私財を投じて、給付型奨学金制度「山祥奨学金」を創設し、向上心がありながら経済的理由により修学が困難な学生に、必要な学資金を支給することにより、次世代を担う人材の育成に尽力した。
また、令和7年6月には本市への深い愛情の証として、有価証券による多額の寄附を行い、教育行政及びまちづくりの推進など、市勢発展に寄与した。
②岡田堅(81歳)地方自治に貢献 米沢市東三丁目
平成14年から23年の長きにわたり、米沢市地区委員として行政と地域住民の懸け橋となリ、市勢発展と地域社会の自治力向上に尽した。平成27年には、米沢市地区委員会委員長に就任し、市民の声を行政に反映させるなど、その指導力で地方自治の伸展に寄与した。
また、市民憲章推進協議会会長として、市民憲章の普及、啓発に努め、地域社会の発展に貢献している。
③若月洋(81歳)地域安全に貢献 米沢市遠山町
昭和58年から米沢市防犯協会支部員として活躍し、40年以上の長きにわたり本市の安全、安心なまちづくりに尽力した。
特に、平成28年には、米沢市防犯協会会長に就任し、卓越した指導力で 各季防犯運動等を牽引するとともに、同防犯協会に属する「防犯・交通米沢少年隊」と関係団体との協働活動を推進するなど、青少年の健全育成に寄与した。
◯米沢市平田東助章受者 1名
①渡部博雄(74歳)地域農業の振興発展に貢献 米沢市大字口田沢
平成10年5月に山形おきたま農業協同組合理事に就任以来、経営管理委員、監事、代表監事を歴任し、20年の長きにわたり山形おきたま農業協同組合事業に貢献し、指導監督力を発揮した。
この間、農業法人を設立し大豆栽培作業に取り組み、地域転作作物の栽培奨励に貢献し、地域農業の振興発展に寄与した。
◯米沢市技能功労者 2名
①金田和博(75歳)調理人(麺)米沢市中央五丁目
昭和51年に後継者として現在の店入職以来、49年の長きわたり調理人として日本そばを提供している。米沢麺業組合では青年部時代から若手調理人のそば打ち技術向上に努め、平成20年からは組合長として10年にわたり業界の発展に尽力し、市内の祭事に参加するなど地域貢献にも積極的に取組んだ。
創業300年以上となる老舗の味を守りつつ、時代変化に合わせて商品の改良を続けている姿勢は、他の技能者の模範となっている。
②吉田明彦(66歳)建築板金工 米沢市大町二丁目
昭和49年から51年の長きにわたり建築板金業に従事している。山形県板金工業組合では平成19年から16年間副理事長として、米沢市建築板金工業組合では平成24年から11年にわたり組合長として業界の発展に尽力した。
米沢市高等技能専門校では令和2年から板金科の指導員を務め、若手技能者の育成に努めている。令和3年には優れた技能とこれまでの活動実績等が認められ、全技連マイスターに認定されるなど他の技能者の模範となっている。
平成元年から令和6年まで受章した人数は、功績者が男121名、女9名の計130名、米沢市功労者は男172名、女38名、団体8の計218個人・団体、平田東助章は令和元年以降で男7名、技能功労昭和59年以降で男172名、女8名の計180名がそれぞれ受章している。
表彰式は令和7年11月3日(文化の日)午前10時から米沢市役所4階本会議場で行われる。