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SGIが声明発表、「気候危機の打開へ 人類共闘の道を」

 SGI(創価学会インタナショナル)は、11月10日からブラジルのベレンで開催される、国連気候変動枠組条約の第30回締約国会議(COP30)を前に、11月5日、声明を発表した。
 声明ではまず、世界の平均気温の上昇で異常気象による災害の頻発や氷河の融解が進み、多くの人々の生存基盤が脅かされている一方で、温室効果ガスの排出量を大幅に削減するための国際協調が思うように進んでいない状況に言及している。 
 平均気温の上昇を1・5度以内に抑えるという「パリ協定」の目標の実現が危ぶまれる中、市民社会の側から〝問題解決を絶対にあきらめない〟という行動の軸足を築くことが重要となると強調し、その機運を高めるために、さまざまな宗教が協力して、一人一人が〝人間的な良心〟を発揮する源泉となり、持続可能な地球社会を建設する行動を後押しすることを提唱している。
 また、気候危機の打開を求めて、世界の青年が時代変革への新しい潮流を生み出している動きを紹介し、気候変動枠組条約の事務局内に常設の機関として「ユース協議会」を設置することを提案し、青年世代の参画の強化を図る中で、同じ地球に生きるすべての人々と将来世代を守る挑戦を成し遂げることを呼びかけている。
 今回の声明は、令和7年1月にSGIが発表した「核兵器使用の防止」に関する声明に続いて、地球的な課題である「気候危機」に焦点を当てた声明で、この声明は、192ヵ国・地域に広がるSGIを代表して、世界の各地域(アジア太平洋、ヨーロッパ、アフリカ、北米、中南米)で平和運動を進める国々のリーダーで構成される「SGI声明委員会」が中心となってまとめた。