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米沢市立病院は、医事課で保管していた両替用現金80万円の一部が紛失しているのが確認されたとして、6月10日、神保朋之同病院事務局長、加藤栄寿総務課長、髙橋尚幸医事課長が、米沢市役所で記者会見を開いた。
(写真右=米沢市立病院)
紛失が確認されたのは、令和8年3月16日(月)で、紛失額は15万5千円。紛失の経緯が不明であることから、5月14日(木)、米沢警察署へ被害届を提出し、現在捜査がおこなわれている。
米沢市立病院では、患者が支払う診療費などを自動精算機、またはポスレジと言われる機械で現金を受け取り、釣り銭を出している。その釣り銭用として医事課では、常に80万円分の両替用現金を保有し、日次業務として金種毎の残高を確認、その後に同課内に配置の金庫へ両替用現金の全額を保管し施錠を行っている。
3月13日(金)16時30分頃、その日の確認を終え金庫へ保管した。3月16日(月)8時30分頃、金融機関に金種交換を依頼するため、金庫内の両替用現金を確認したところ、1万円札13枚、500円硬貨50枚の合計15万5千円が不足していることが判明した。500円硬貨は、束になっているものがなくなっていた。両替用現金は、市立病院1階にある医事課で、無施錠の手提げ金庫に入れられ、さらに鍵と番号をダイヤルする金庫に保管し、医事課に勤務する委託企業職員と医事課職員の計2名で毎日残高と金種を確認をしていた。
その後、内部調査を行っても発見に至らないため、5月13日(水)米沢警察署に相談し、5月14日(木)、米沢警察署に被害届を提出し、同日付で受理された。
(写真左=右より、神保朋之同病院事務局長、髙橋尚幸医事課長、加藤栄寿総務課長)
米沢警察署に被害届を出したのは、医事課での聞き取りなどの内部調査を実施したものの紛失理由が不明で、盗難、窃盗の可能性があるとの判断による。
発生から米沢警察署に被害届を出すまでに3ヶ月を要したことに対して、神保事務局長は、院内で解決できるのではないかと考えたとし、紛失の発表が遅れた理由は、公表することで捜査に悪影響を与える恐れがあると考え、発表のタイミングを精査、判断していたと述べた。
現在、医事課に勤務する人数は、米沢市職員が12、3人、他に委託企業職員を含め数10人規模で、金庫を開けることができるのは医事課勤務の職員のみだが、金庫の鍵は周りに声掛けして、誰でもが借りることができる状態になっていた。金庫にアクセスできる人数の公表は控えたいと述べた。
病院管理者の渡邊孝男氏(当時)へは3月16日、吉田晋平副市長には5月11日、近藤洋介市長へは5月12日にそれぞれ報告したという。
再発防止策として、現金管理の厳格化を図るため、
①両替用現金を手提げ金庫内へ保管した上で、さらに大金庫へ保管する運用へ変更。
②現金残高の確認、記録の徹底を図るため、2名で確認、1名が監視にあたり、氏名を記録する。
③執務室内への監視カメラの設置を予定する。
今後、紛失などの事案が発生しないよう再発防止の取組みを徹底するとしている。