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龍生派山形県支部いけばな展、一足早い秋の風情を楽しむ



 明治の初め、当時のいけばなは古典華の様式の一つである立華(りっか)が主流でした。池坊で活動していた吉村華雲は、植物の一期一会を表現した生花(せいか)という様式のいけばなが自分の求めるいけばなであると信じ、明治19年に池坊龍生派を創流し、初代家元となりました。現在、龍生派は、今の時代に合わせてあらゆる可能性を模索していく自由花を中心に活動を行っています。
「創流140周年に向けて」をテーマに、9月6日から7日の2日間、山形市にある山形県芸文美術館(アズ七日町2階)を会場に、龍生派山形県支部いけばな展が開催されました。初日には、龍生派家元が参加してオープニングセレモニーが行われました。
 会場には、古典華の立華と生花、大作、オープンスペース、ガラスアブスト、壁面(パネル)、水盤、非植物、ベジタブル、ガラス器、ひびかの生花と自由花のジャンルで、計46点が展示され、会場いっぱいに配置された華麗ないけばなの数々に、観客は一足早い秋の風情を楽しんでいました。
 今日の住環境を踏まえ、暮らしの中のちょっとしたスペースを活用して、日々楽しむことができる、ごく小さな表現である龍生派の「ひびか」は、小さな作品から生まれる世界観の広がりを感じることができるものとなっています。
 伝統文化としての古典華や、作者が「植物の貌」と向き合いながら発想していく自由花は、作者一人ひとりの個性と植物が対話した結果完成したものであり、全体のバランスや花の配色、色彩感などが見事にまとめられ、表現されていました。