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興譲館洋学舎に赴任した英国人教師チャールズ・ヘンリー・ダラスは、明治8年3月、3年半の任期を終えて横浜に帰任する際に、現在の飯豊町添川から生きた牛を引いて行き、それを屠って仲間にご馳走したところ大変な美味と評判になり、そこから米沢牛の取引が始まり、現在の日本三大和牛に至るきっかけとなりました。令和7年は、ダラスが横浜へ米沢牛を引いて行ったという故事から150年の節目となり、米沢市やダラス、米沢牛に関連する団体は、「米沢牛150周年」として各種イベントを開催しました。
米沢牛のPRと地域の食文化継承、産学連携の一環として、米沢栄養大学の学生と創業以来米沢牛の魅力を全国に発信してきた株式会社米沢牛黄木(米沢市)は、このほど米沢牛150周年を記念した特別弁当「【産学連携】米沢牛ビーフシチュー御膳」を共同開発し、3月6日、置賜総合支庁長を表敬訪問、報告とお披露目会を開催しました。
米沢栄養大学4年生の疋田(ひきた)菜々さんが栄養学的視点を生かし、食材の組み合わせや彩り、栄養バランスなどを担当し、株式会社黄木総料理長の佐藤浩幸さんが同社の100年続く伝統技術を基に、米沢牛の魅力を最大限に引き出す調理法を提供し、両者でメニューを完成しました。疋田菜々さんが取り組み始めたのは、昨年12月からということで4ヶ月余りという短時間で、魅力的な特別弁当が出来上がりました。
メニューでは、「まくら」といわれる米沢牛のスネ肉部分を贅沢に使用した特製ビーフシチューを主菜に、ご飯、うこぎ切り和え、野菜のボイル、ふきのとう味噌ソース、野菜のマリネ、アンチョビマヨのサラダ、米沢牛郷土料理の冷や汁からなり、食材は20種類程度を使用していますが、郷土野菜は季節によって若干の変更があります。牛肉の希少部位である「まくら」は、料理が冷えても肉が柔らかいということから選ばれたそうです。
この日は、疋田菜々さんや佐藤浩幸さんから、特別弁当開発にあたっての工夫や特徴などの説明が行われたのち、佐藤佳子置賜総合支庁長ら6人がお弁当を試食し、それぞれ感想を述べ合い、「大変に美味しい」という評価を頂きました。
「【産学連携】米沢牛ビーフシチュー御膳」は、米沢牛黄木直営レストラン「金剛閣」(米沢市桜木町3−41)で、2,500円(税込)で提供しています。
※(2日前まで予約要)「金剛閣」電話 0238−22ー4122